液化石油ガス設備士

プロパンガスの配管工事に必要な国家資格です。

職種・業界:

液化石油ガス設備

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 8月下旬~9月上旬
試験実施日: [筆記]:11月中旬の日曜日
[技能]:12月上旬の日曜日
合格発表日: 1月上旬
受験地  : 全都道府県
取得方法 : 試験合格後に免状交付申請
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆  こんな資格

 液化石油ガスとは、家庭用プロパンなどに使用されているLPガスのことです。プロパンガスのガス栓と硬質管を接続する配管作業などは、特別な技能が必要で災害の発生防止上も重要な作業のため、液化石油ガス設備士の免許がなければ行うことができません。
 免許を取るには、試験に合格するか、もしくは所定の講習を修了して免許の交付申請をします。試験は誰でも受験できますが、講習はLPガスの設備工事について1年以上の実務経験があるなど、受講要件を満たしている必要があります。なお免許取得後も、一定年数ごとに再講習の受講が義務づけられています。
 主な職場は、プロパンガスの配管工事会社や、住宅関連の設備工事会社になります。

【専門性】知識★☆☆ 技能★☆☆ こんな試験

 試験は、筆記試験と技能試験から成ります。
 筆記試験は、法令・保安管理技術の2科目で、5肢択一のマークシート方式です。各科目とも60%の得点が合格基準で、筆記試験合格者は次に技能試験に進みます。
 技能試験は、図面と材料をもとに、鋼管を組み立てる作業になります。作業道具は持ち込みになり、道具のチェックや出来上がった鋼管の機密チェックなど、減点方式で採点され、60%の得点が合格基準となります。
 技能試験に不合格の場合、次年度に限り筆記試験の免除が受けられます。

【目安】費用3~10万円こんな勉強

 法令科目は、「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」や同法施行令・施行規則、関連する高圧ガス保安法などが勉強範囲になります。
 保安管理技術は、液化石油ガスに関する基礎知識や、設備工事に必要な機械・材料、配管の設計・工事、設備の機密・漏えい試験の方法などが勉強範囲です。
 筆記試験については、高圧ガス保安協会のテキストや問題集を使って勉強できます。
 いっぽう技能試験は、図面に沿って鋼管を組み立てるトレーニングが必要です。道具や材料を揃える費用的な負担も大きく、設備工事の経験がない初心者にはかなり重荷です。

参考書・問題集
  Amazon(本)

試験概要

◆主催団体
  高圧ガス保安協会
◆試験科目
●筆記:法令/保安管理技術
●技能:配管工事の実技
◆合格基準
●筆記:各科目とも60%以上の得点
●技能:減点方式で60%以上の得点
◆合格率
筆記:40~50%、技能:70~80%程度


 
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