土地改良換地士

農用地の集団化事業に係る専門資格です。

職種・業界:

土地改良換地士

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 7月中旬~9月上旬
試験実施日: 10月下旬の日曜日
合格発表日: 11月中旬
受験地  : 札幌・仙台・さいたま・金沢・名古屋・京都・岡山・熊本・那覇
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆  こんな資格

 複数の地権者が点在して持つ不成形な田畑を、用排水路が整備され大型機械も入れるように区画整理することを農用地の集団化と言います。その際、各地権者の田畑は、場所も地積(大きさ)も変わることになり不均衡が生じます。そのため、こうした土地改良事業を実施する場合は、会議を開いて各地権者の合意を得た上で換地(かんち)計画書を作成し、都道府県知事の認可を得る必要があります。そしてこの会議の際には、農用地の集団化の専門知識を持つ土地改良換地士の意見を聞くことが、法律で義務づけられています。
 土地改良換地士の主な職場は、土地改良事業を行っている地方公共団体や土地改良事業団体、測量会社などになります。

【専門性】知識★★☆  こんな試験

 試験は、午前中に「知識の試験」、午後に「実務の試験」が行われます。
 「知識の試験」では、土地改良法をはじめとする法令関係の選択問題のほか、測量や換地関連規定に関する計算などの記述問題も出題されます。
 「実務の試験」は、換地計画書の作成など、実務に則した記述問題になります。
 なお、地方公共団体において換地処分(換地に伴う登記事務など)について10年以上の実務経験がある場合は、「実務の試験」の免除を受けることができます。

【目安】費用2~3万円程度こんな勉強

 参考書や問題集もあまりなく、受験対策講座のようなものもありません。
 法令関係については、独学での習得も不可能ではありませんが、実務については、換地業務の経験がないと苦戦を強いられます。
 土地区画整理士土地家屋調査士測量士などの勉強経験や実務経験があれば有利です。

試験概要

◆主催団体
  農林水産省 農村振興局整備部土地改良企画課
◆試験科目
●知識:(1)土地改良法、民法、不動産登記法、土地改良登記令、戸籍法、農地法、その他関係法令/(2)測量、土地改良法(換地関係規定)
●実務:(1)換地計画書の作成/(2)従前地各筆調書の作成、戸籍簿等調査、代位登記申請書の作成、測量(求積計算)
◆合格基準
知識・実技とも各科目60%以上の得点
◆合格率
15%程度


 
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