電気工事士
電気工事に必要な国家資格です。
職種・業界: | 電気・通信関連の資格 |
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資格の種類: | 国家資格(業務独占資格) | |
試験方法 : | 技能試験あり | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | [第二種]:3月中旬~4月上旬 [第一種]:6月下旬~7月中旬 |
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試験実施日: | [第二種]: 上期:筆記6月上旬、技能7月下旬 下期:筆記10月上旬、技能12月上旬 [第一種]: 筆記10月上旬、技能12月上旬 |
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合格発表日: | [第二種]: 上期:9月上旬、下期:1月中旬 [第一種]:1月中旬 |
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受験地 : | 全都道府県(※第二種上期の場合) | |
取得方法 : | 試験合格後に免状交付申請 | |
有効期限 : | 生涯有効(※第一種は5年毎の更新) |
【メリット】社内評価★☆☆ 独立開業★☆☆ こんな資格
電気工事を行う際に必要な国家資格で、工事を行う電気工作物(電気設備)に応じて第一種と第二種に分かれます。
第二種電気工事士は、一般家庭・商店・事務所の屋内配線や、家庭用太陽光発電など、比較的電圧が小さい一般用電気工作物が対象となります。
第一種電気工事士は、一般用電気工作物に加えて、工場やビルなどの受電設備のうち500kw未満の自家用電気工作物が対象となります。
電気工事士の資格を取るには、国家試験に合格して、都道府県知事から免状の交付を受ける必要があります。国家試験は誰でも受験でき、学歴や他資格取得に応じた一部試験免除の規定もあります。
電気工事会社では必須の資格ですし、電気工務店の独立開業も可能です。
【専門性】知識★☆☆ 技能★☆☆ こんな試験
第二種・第一種とも、筆記試験と技能試験からなります。
筆記試験は4肢択一のマークシートで、筆記試験に合格すると次に技能試験に進みます。
技能試験は作業用工具を持参して、配線図で与えられた問題と支給された材料をもとに、配線工事や電気設備の取付け・検査・修理などを行います。
工業高校で電気工学を修了している場合は第二種の筆記試験が、電気主任技術者の有資格者の場合は第二種・第一種の筆記試験がそれぞれ免除されます。
また筆記試験合格者は、その年と次の年の2回、技能試験に挑戦できます。
なお、第二種は年に2回試験が行われますが、上期と下期の両方を受験することはできません。
【目安】費用2~10万円程度こんな勉強
受験対策の参考書や問題集のほか、技能試験対策の工具セットも市販されていますので、電気工事に関する知識や素養があれば、独学でのチャレンジも可能です。
初学者の場合は、受験予備校が行っている試験対策講座や通信講座の受講がお薦めです。
参考書・問題集
Amazon(本)
Amazon(PCソフト)
通信講座
[BrushUP学び]で探す(電気工事士の通信講座)
ケイコとマナブ.netで探す(電気工事士の通信講座)
スクール
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JTEX<電気工事士講座>
試験概要
◆主催団体
一般財団法人 電気技術者試験センター
◆試験科目(※第二種の場合)
●筆記試験
(1)電気に関する基礎理論/(2)配電理論及び配線設計/(3)電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具/(4)電気工事の施工方法/(5)一般用電気工作物の検査方法/(6)配線図/(7)一般用電気工作物の保安に関する法令
●技能試験
(1)電線の接続/(2)配線工事/(3)電気機器及び配線器具の設置/(4)電気機器、配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法/(5)コード及びキャブタイヤケーブルの取付け/(6)接地工事/(7)電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定/(8)一般用電気工作物の検査/(9)一般用電気工作物の故障箇所の修理
◆合格基準
●筆記試験:概ね60%以上の得点
●技能試験:各試験ごとに示される具体的判断基準による
◆合格率
●第二種:筆記60%、技能75%程度
●第一種:筆記40%、技能75%程度
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