色彩検定®

カラーのスペシャリストを証明する資格です。

職種・業界:

色彩検定

資格の種類:
試験方法 : ,
受験資格 :
受験申込日: [夏期検定]:3月下旬~5月上旬
[冬期検定]:8月下旬~10月上旬
※夏期検定は3・2級、冬期検定は3・2・1級(1次)
試験実施日: [夏期検定]:6月下旬の日曜日
[冬期検定]:11月上旬の日曜日
合格発表日: [夏期検定]:7月下旬
[冬期検定]:12月下旬(※1級2次は1月下旬)
受験地  : 全都道府県
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆ 社会生活★☆☆ こんな資格

 わたしたちは「色」に囲まれて生活し、色によってさまざまな影響を受けています。こうした色彩のメカニズムや理論に関する知識と、カラーコーディネート(配色)の技術を証明するのが色彩検定®です。
 試験は、基本知識レベルの3級、やや専門的な知識と技術の2級、さらに専門的な1級の3つのレベルに分かれます。
 文部科学省が後援し、高校・短大・専門学校などで奨励していることもあり、とくに下位級は学生の受験者が多いのが特徴です。
 検定当初はファッションカラーコーディネートからスタートしたこともあり、ファッションをはじめ、インテリアやグラフィックなどのデザイン分野に求められる知識・技術として評価されています。また、パーソナルカラー診断などコンサルティング的な活用例も増えています。
 カラーコーディネーターという名の職業(職種)は決して多くはなく、ファッションやインテリアなど各分野の専門性と併せ持つことによって活かせる、そんな資格です。

【専門性】知識★☆☆ 技能★☆☆ こんな試験

 3級は4肢択一のマークシート問題です。適切な色を選択するような、カラー問題も出題されます。
 2級は4肢択一マークシート問題のほかに、適切な語句を埋める記述問題が加わります。
 1級は、1次試験は4肢択一マークシート問題と記述問題で、1次合格者は約1ヵ月後に行われる2次試験に進みます。2次試験では、設問にしたがって実際に配色をする実技問題が出題されますが、解答はカラーカードを貼って行います。なお2次試験に不合格の場合は、2年間(2回)は1次試験が免除されます。
 どの試験級から受験することもできますし、3級と2級、2級と1級を同一試験日に併願受験することもできます。

【目安】費用1~40万円こんな勉強

 色彩の理論と配色の技術の勉強になります。
 色彩の理論では、色はなぜ見えるのかといった根本的なアプローチから、色相・彩度・明度による分類や色体系、色による心理的効果などを勉強します。ふだん漫然と見ていた色を科学的に理解することで、新たな発見に巡り合う喜びがあります。
 配色の技術では、色彩調和とアクセント・コントラスト・グラデーションといった配色の基本的な技法を勉強します。また、ファッションやインテリア、プロダクツなど分野ごとの配色も勉強しますので、プライベートな生活においても色彩を楽しむことができます。
 なお色彩に関する資格は、色彩検定®のほかに東京商工会議所のカラーコーディネーター検定試験®が有名ですが、両者を比較すると、色彩検定®の方が配色技術のウエイトが高く、使用するカラーカードやカラーチャートも、PCCSという印刷業界などで普及している配色体系になります。
 参考書や問題集、通信講座などによる独学も可能ですが、配色技術を身につけたい場合は、費用はかさみますがスクールに通って学ぶのが効果的です。

参考書・問題集
  Amazon(本)
通信講座
  [BrushUP学び]で探す(カラーコーディネーターの通信講座)
スクール
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試験概要

◆主催団体
  公益社団法人 色彩検定協会
◆試験の領域
●3級
色のはたらき/光と色/色の表示/色彩心理/インテリア/色彩調和/色彩効果/色彩と生活/ファッション/慣用色名
●2級
生活と色/光と色/色の表示/色彩調和/配色イメージ/ビジュアル/ファッション/プロダクト/インテリア/エクステリア環境/慣用色名
●1級
色彩と文化/色彩調和論/光と色/色の表示/色彩の実務/色彩心理/配色イメージ/ビジュアル/ファッション/プロダクト/インテリア/環境/ユニバーサルデザイン
◆合格基準
各試験級とも70%程度の得点
◆合格率
3級:70%前後、2級:55%前後、1級:30%前後


 
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