インテリアプランナー
インテリア設計に携わる技術系の資格です。
職種・業界: | 建築に関する資格 |
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資格の種類: | 民間資格 | |
試験方法 : | 技能試験あり | |
受験資格 : | 年齢要件あり | |
受験申込日: | 8月上旬~9月下旬 | |
試験実施日: | 11月中旬の日曜日 | |
合格発表日: | 2月下旬 | |
受験地 : | 札幌・仙台・東京・名古屋・京都・大阪・広島・福岡 | |
取得方法 : | 試験合格後に登録 | |
有効期限 : | 5年間(更新講習により更新) |
【メリット】社内評価★★☆ 独立開業★☆☆ こんな資格
インテリアプランナーは、住宅や店舗などの内装の仕様を企画・デザインするスペシャリストですが、デザインを設計図面に起こし、施工業者への発注から完成までの管理も行う技術職でもあります。
インテリアプランナーになるには、資格試験合格後に建築技術教育普及センターに登録する必要があり、登録のためには学歴・資格・経験に関する一定の要件が必要になります。
たとえば、大学や専門学校の建築科を出ていれば2年以上、工業高校であれば5年以上、建築・インテリアとは関連のない学歴であれば6年以上の実務経験が必要になります。また、インテリアコーディネーターの場合は実務経験2年以上、2級建築士の場合は実務経験がなくても登録が可能です。なお、インテリアプランナーの資格試験の受験資格は20歳以上です。
インテリアプランナーのおもな職場は建築設計事務所ですが、建築士の資格にプラスαの資格として併せ持つ場合が多く、実績や経験を積めば独立開業も可能です。また、ゼネコンやインテリア施工業者などに就職するケースもあります。
【専門性】知識★☆☆ 技能★★☆ こんな試験
学科試験と設計製図試験の両方に合格する必要がありますが、片方のみ合格した場合は、4年(4回)以内にもう一方を合格すれば両方合格となります。
試験内容は、インテリアコーディネータと2級建築士が合わさったような内容になります。
学科試験は4肢択一のマークシート問題で、「インテリア計画」はインテリアコーディネーター、「建築一般」は2級建築士、その他の科目は両方にまたがる内容で構成されています。
設計製図試験は図面作成ですが、試験日の約2ヵ月半前に課題が公表されますが、図書要求の詳細がわかるのは試験当日になります。当日は、筆記用具のほか、定規や製図版などの製図用具を持ち込んで試験に臨みます。
【目安】費用5~50万円こんな勉強
インテリアコーディネータおよび2級建築士の勉強内容と重なりますので、初心者の場合は両方の資格、いずれか片方をお持ちの場合はもう一方の資格も目標に据えて勉強するのが効率的です。
設計製図試験は、インテリアコーディネーターの2次試験で作成するインテリア製図とは異なり、施工業者との打ち合わせに必要な実地の設計製図になります。設計者としての専門的な知識と技術が必要であり、試験時間も6時間の長丁場になります。建築の専門教育を受けていない方の場合は、独学で修得するには厳しい分野ですから、スクールに通うなどして、先生に教わりながら勉強する必要があります。
参考書・問題集
Amazon(本)
通信講座
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スクール
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試験概要
◆主催団体
公益財団法人 建築技術教育普及センター
◆試験科目
●学科試験
インテリア計画/インテリア装備/インテリア施工/インテリア法規/建築一般
●設計製図試験
設計主旨・平面図・断面図・展開図・天井伏図・透視図・一部詳細図・仕上表・家具表等のうち指定するもの
◆合格基準
●学科試験:60%以上の得点
●設計製図試験:Ⅰ~Ⅳの4段階評価のⅠ
◆合格率
●学科試験:50~70%程度(※設計製図免除者含む)
●設計製図試験:20~30%程度(※学科免除者含む)
●最終合格率:20~30%程度
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