ボイラー整備士
大型ボイラーの整備作業に必要な国家資格です。
職種・業界: | 設備・機械に関する資格 |
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資格の種類: | 国家資格(業務独占資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(マークシートのみ) | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | 各試験日の2ヵ月前から2日前まで | |
試験実施日: | 6月中旬、10月下旬、2月中旬 | |
合格発表日: | 各試験日の概ね1週間後 | |
受験地 : | 北海道・宮城・千葉・愛知・兵庫・広島・福岡 ※ほかに年1回、全都道府県で出張試験 |
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取得方法 : | 試験合格後に免許申請 ※申請時に実務要件等の証明書類が必要 |
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有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★☆☆ こんな資格
燃料を燃やして水蒸気や温水を作るボイラーは、給湯に利用する家庭用小型ボイラーから、発電所のタービンを回す大型ボイラーまで、さまざまな用途に用いられています。ボイラーは容器内が高圧になる圧力容器の一つですが、圧力容器にはほかに、化学プラントなどの第1種圧力容器と、ガスボンベなどの第2種圧力容器があります。
このうち、小型ボイラーを除く一定規模以上のボイラーと第1種圧力容器は、その使用や保守などに危険を伴うため、労働安全衛生法によって、業務を行うためにはボイラー整備士の免許が必要になります。
ボイラー整備士の免許は、国家試験に合格して、免許証の交付を受けることによって取得できます。受験資格に制限はなく誰でも受験できますが、免許の交付を受けるには、18歳以上で、ボイラー整備の補助業務に6ヶ月以上従事するなどの実務経験が必要となります。
ボイラー整備士の主な職場は、ビル管理会社です。オフィスビルをはじめ、公共施設やマンションの多くは給湯用に大型のボイラーを備え付けていて、その保守をビル管理会社に委託しています。
【専門性】知識★☆☆ こんな試験
試験は、5肢択一のマークシート方式で行われます。
試験科目は、(1)整備作業に関する知識、(2)整備作業に使用する器材・薬品等に関する知識、(3)関係法令、(4)ボイラー・第一種圧力容器に関する知識の4科目で、全体で60%以上かつ各科目40%以上の得点が合格ラインです。
ボイラーの運転操作を行えるボイラー技士の免許がある場合は、(4)ボイラー・第一種圧力容器に関する知識が免除され、3科目の受験となります。
試験は全国7地域の安全衛生技術センターで6・10・2月の年3回実施されるほか、全都道府県で出張試験が年に1回実施されます。
【目安】費用1万円程度こんな勉強
整備作業に関する知識では、清掃作業や洗浄作業のしかた、加熱器や燃料遮断弁の点検・整備のしかたを勉強します。
使用する器材・薬品等に関する知識としては、清掃作業に用いる機械・器具や工具、洗浄作業に用いる化学洗浄用薬品などの知識が必要になります。
関係法令は、労働安全衛生法の用語や規程、ボイラーの規模となる伝熱面積の算定方法の理解が必要です。
ボイラー・第一種圧力容器に関する知識では、ボイラーの種類と性質、ボイラーの燃焼・給水・送気系といった主要装置や、圧力容器のふた締付け装置などについて勉強します。
市販の問題集を使って、問題に触れながら実戦的に勉強するのが効果的です。
参考書・問題集
Amazon(本)
試験概要
◆主催団体
公益財団法人 安全衛生技術試験協会
◆試験科目
(1)ボイラー・第一種圧力容器の整備作業に関する知識/(2)ボイラー・第一種圧力容器の整備作業に使用する器材・薬品等に関する知識/(3)関係法令/(4)ボイラー・第一種圧力容器に関する知識
◆合格基準
各科目とも40%以上、かつ全体で60%以上の得点
◆合格率
60%程度