建設業経理士

建設業界の経理部門に必須の資格です。

職種・業界:

建設業経理士

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: [上期試験]:5月上~下旬
[下期試験]:11月上~下旬
※上期試験は2・1級、下期試験は4~1級
試験実施日: [上期試験]:9月上旬の日曜日
[下期試験]:3月上旬の日曜日
合格発表日: [上期試験]:11月上旬
[下期試験]:5月上旬
受験地  : 全都道府県(※4級は地区限定)
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★★☆  こんな資格

 建設工事は、着工から完成までに1年以上を要することがあるため、工事進行基準に沿って年度決算を行う建設業会計という特殊な会計処理が行われます。この建設業会計の実務能力を認定する資格が建設業経理士です。
 試験は4級から1級までの4つの試験級があり、4・3級は「建設業経理事務士」、2・1級は「建設業経理士」の資格が与えられます。2・1級の「建設業経理士」は、建設業法に基づく国土交通大臣の登録経理試験制度に該当し、建設会社が公共工事を入札する際に課される経営事項審査において、社内の有資格者数が審査の加点対象になっています。
 建設業会計は、建設業界に限らず、長期請負工事を行う土木・機械・造船業やソフトウェア開発においても適用されるため、これらの業界・業種への就転職やキャリアアップに有効な資格です。

【専門性】知識★★☆  こんな試験

 4・3級の建設業経理事務士検定試験は年1回3月に、2・1級の建設業経理士検定試験は9月と3月の年2回実施されます。
 4・3級は建設業の日常的な経理処理に関する問題で、建設業簿記の勘定科目や仕訳の問題、試算表や精算表の作成問題のほか、3級では原価計算の問題が加わります。
 2・1級は建設業の会計管理全般に関する問題で、1級については財務分析の知識も求められます。
 4級と3級、3級と2級については、同一試験日に併願受験が可能です。
 1級は、財務諸表・財務分析・原価計算の3科目それぞれについて合格基準を満たす必要があり、1科目ずつ合格を積み上げていくこともできますが、科目合格の有効期限があり、5年以内に3科目とも合格しなければなりません。

【目安】費用3~10万円(※建設業経理士2級の場合)こんな勉強

 本を読んで理解するというよりも、実際に演習しながら憶えていくような勉強になります。
 市販の参考書や問題集もありますが、初心者の場合は、スクールや通信教育を利用して習う方が効率的です。また、建設業に限らない通常の簿記の勉強から始める方が、通常の簿記と建設業簿記との違いや、建設業会計の特異性がスムーズに理解できます。
 すでに簿記検定の3級レベルの知識がある場合は、建設業経理事務士検定3級や建設業経理士2級をめざして、独学での試験合格も十分に可能です。

参考書・問題集
  Amazon(本)
通信講座
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スクール
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試験概要

◆主催団体
  一般財団法人 建設業振興基金
◆試験科目
●4級
簿記のしくみ
●3級
建設業の簿記・原価計算
●2級
建設業の簿記・原価計算/会社会計
●1級
(1)建設業財務諸表/(2)建設業財務分析/(3)建設業原価計算
◆合格基準
各試験級(1級は各科目)とも、概ね70%以上の得点
◆合格率
4級:80%程度、3級:60%程度、2級:35%程度、1級:各科目20~40%程度


 
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