歯科医師
歯医者さんの国家資格です。
職種・業界: | 医療(専門職)に関する資格 |
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資格の種類: | 国家資格(業務独占資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(マークシートのみ) | |
受験資格 : | 学歴要件あり | |
受験申込日: | 11月中~下旬 | |
試験実施日: | 2月上旬の土・日曜日 | |
合格発表日: | 3月下旬 | |
受験地 : | 北海道・宮城・東京・新潟・愛知・大阪・広島・福岡 | |
取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★☆☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★☆☆こんな資格
歯科医師は、歯科医療と保健指導を通じて、公衆衛生の向上・増進をはかる専門職です。歯科医師免許がなければ、歯科医療行為を業として行うことはできません。
歯科医師になるには、大学歯学部の6年間の歯科医学課程を修了し、歯科医師国家試験に合格して厚生労働大臣の免許を受けなければなりません。
大学卒業後は、大学病院などで1年間の研修歯科医を経て、病院や歯科診療所の勤務歯科医となるのが一般的な進路になります。こうして臨床の経験を積みながら、いずれは自分の歯科クリニックを開業できる点が、この資格の大きな魅力の一つです。
歯科医師の数は過剰ぎみと言われていますが、臨床以外でも、特定業務を行う一定規模以上の企業に義務づけられている産業歯科医や、保健所などの公衆衛生関連、医療保険、製薬やバイオ関連企業での研究開発など、さまざまな分野で資格と専門性を生かすことができます。
【専門性】知識★★☆ こんな試験
試験の科目分けはされておらず、歯科医師として必要な知識・技術・倫理を総合的に試す問題群がA問題~D問題まで4つあり、2日間にわたって実施されます。
各問題群は、「必修の基本的事項」「歯科医学総論」「歯科医学各論」の3つの分野について、必修問題・一般問題・臨床実地問題で構成されます。
「必修の基本的事項」は歯科医療に必要な基本的知識、「歯科医学総論」は歯科医学に関する全般的な専門知識、「歯科医学各論」は臨床に関する実践的な知識になります。
すべてマークシート方式の問題ですが、5肢択一・5肢択二を中心に多肢択一や計算問題などのバリエーションがあります。
合格基準は、「必修問題」については80%以上正答の絶対評価、「一般問題」「臨床実地問題」についてはA・B・Cの3つの領域ごとに相対評価を行い、合格率の乱高下を防いでいます。また、生命廃絶など倫理的に誤った解答をする合格者を避ける目的で、禁忌問題が設定されており、禁忌の解答を3問以上した場合は不合格となります。
【目安】学習期間6年間、費用350~5,000万円(※大学歯学部の学費)こんな勉強
国家試験は、大学歯学部で勉強した専門教育の成果の確認でもあります。
歯学部のカリキュラムは、1・2年次の2年間は一般教養科目と基礎系科目を、3年次からの4年間は専門科目のみを履修し、座学のほかに予備実習や臨床実習が多く盛り込まれているのが一般的です。
1・2年次の基礎系科目は、主に解剖学・生理学などの勉強になります。
3・4年次の専門科目では、口腔衛生・予防歯科・歯科補綴・口腔外科・歯科矯正・小児歯科・歯科放射線・歯科麻酔など、総合的な知識修得になります。
5・6年次になると、実習が中心になります。まず、グループに分かれて各分野の診療室をローテーションで回る予備実習に入ります。歯科医師としての知識・態度能力を試す全国各歯学部の共用試験に合格すると、6年次には本格的な長期間の臨床実習を行います。
参考書・問題集
Amazon(本)
試験概要
◆主催団体
厚生労働省
◆試験区分
●必修の基本的事項
●歯科医学総論
保健医療論/健康管理・増進と予防/人体の構造と機能/歯・口腔・顎・顔面の正常構造と機能/発生、成長、発達、加齢/病因、病態/主要症候/診察/検査/治療/歯科材料・歯科医療機器
●歯科医学各論
Ⅰ:歯科疾患の予防・管理
Ⅱ:発育成長に関連した疾患・病態
Ⅲ:歯・歯髄・歯周組織疾患
Ⅳ:顎・口腔領域の疾患
Ⅴ:歯質・歯・顎顔面欠損による障害とその他の口腔・顎顔面の機能障害
◆合格基準
(1)必修問題:80%以上の得点
(2)領域A(総論・各論Ⅰ):概ね60%前後の得点
(3)領域B(各論Ⅱ・各論Ⅲ):概ね60%前後の得点
(4)領域C(各論Ⅳ・各論Ⅴ):概ね60%前後の得点
(5)禁忌肢の選択数:2問以下
◆合格率
70%程度
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