硬筆書写検定

ペン字の技能を評価する資格です。

職種・業界:

硬筆

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: [第1回]:4月上旬~5月下旬
[第2回]:9月上旬~10月下旬
[第3回]:12月上旬~1月中旬
試験実施日: [第1回]:6月中旬の日曜日
[第2回]:11月中旬の日曜日
[第3回]:1月下旬の日曜日
合格発表日: [第1回]:7月中旬頃
[第2回]:12月中旬頃
[第3回]:2月下旬頃
受験地  : 全都道府県
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★★☆こんな資格

 いわゆる「ペン字」の上手さを認定する、文部科学省後援の民間資格です。
 試験は、5・4・3・2・準1・1級の6つの試験級に分かれていて、5級では小学校5年生の教育漢字の筆順なども出題されますが、上位級になるに従って試験課題が難しくなり、また文字を書くスピードも求められます。受験資格に制限はなく、誰でも、またどの試験級でも受験することができます。
 文字を正しく、美しく、そして手際よく書く素養は、ビジネスシーンやプライベートにおいても生かされ、またアピールできる能力でもあります。
 高校・専門学校・短大・大学によっては、入試の際に有資格者に一定点数を加算する優遇制度を設けているところもありますが、就転職の際に履歴書に書いてアピールするのであれば2級以上が目安になり、1級のレベルであればペン字教室を開くことも可能です。
 なお「筆文字」に関する毛筆書写検定についても、硬筆書写検定と同様に年3回、6つの試験級で実施されています。

【専門性】知識★☆☆ 技能★★☆ こんな試験

 試験は実技問題と理論問題で構成され、実技問題は書写で、理論問題は筆順や誤字訂正など知識を試す問題になります。各試験級とも同時に実施されますので、異なる試験級の併願受験はできません。
 3級以上では実技・理論それぞれについて合格基準が設けられており、どちらか一方のみ合格の場合は、次回と次々回に限り合格科目の受験は免除されます。
 なお、「速書き」の問題はボールペン、「掲示文」の問題はペン先が四角でない油性マーカー、といった具合に問題によって使用できる筆記用具が決められていますので、注意が必要です。

【目安】費用0.5~2万円(※2級の場合)こんな勉強

 書写の勉強は、基本的には「正しく」「美しく」「速く」をめざして書く練習ですので、日本書写技能検定協会の公式の手引書や、市販の問題集などを使いながら自学自習するのが、一般的な勉強のスタイルになります。
 ただし準1級以上では、草書の読みや、古典の作者を問う理論問題など、学校で学んだ知識だけでは不十分な問題も出題されますので、ペン字教室で先生について学んだり、通信講座を利用するのも有意義な勉強方法です。
 練習を積むことによって、上達が目に見えるのが、書写の勉強の楽しさです。

参考書・問題集
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通信講座
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スクール
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試験概要

◆主催団体
  一般財団法人 日本書写技能検定協会
◆試験内容(※2級の場合)
●実技問題
速書き(約125字の文章を4分)/楷書・行書(漢字10字)/縦書き(約50字の文章)/横書き(数字・ローマ字を含む約65字の文章)/手紙の本文(ハガキに約90字の文章)/掲示文(横書き6~8行)
●理論問題
筆順(楷書と草書)/旧字体と書写体を常用漢字の字体で書く/草書を熟語で読む、文字の歴史、へん・つくり/誤字訂正
◆合格基準
●5級:実技・理論合わせて、300/500点以上の得点
●4級:実技・理論合わせて、460/700点以上の得点
●3級:実技が415/600点以上、理論が275/400点以上の得点
●2級:実技が475/600点以上、理論が295/400点以上の得点
●準1級:実技が515/600点以上、理論が305/400点以上の得点
●1級:実技が535/600点以上、理論が313/400点以上の得点
◆合格率
5・4級:80%以上、3級:60%程度、2級:40%程度、準1級:25%程度、1級:15%程度


 
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