診療報酬請求事務能力認定試験
医療保険請求事務に関する最難関資格です。
職種・業界: | 医療(事務・東洋医学)に関する資格 |
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資格の種類: | 民間資格 | |
試験方法 : | 筆記試験(記述・論述あり) | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | 試験日の概ね2ヵ月半前~1ヵ月半前 | |
試験実施日: | [前期]:7月下旬の祝日 [後期]:12月中旬の日曜日 |
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合格発表日: | 試験日の概ね2ヵ月後 | |
受験地 : | 札幌・仙台・さいたま・千葉・東京・横浜・新潟・金沢・静岡・名古屋・大阪・岡山・広島・高松・福岡・熊本・那覇 | |
取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★★☆ こんな資格
医療事務の中心業務である診療報酬請求事務の能力認定について、厚生省(現.厚生労働省)の検討委員会の提言にもとづいてスタートした民間資格です。
試験は、医科と歯科に分かれていて、誰でも受験することができます。
医療事務のしごとは、医師や看護師のように資格がなければ業務ができないといった免許制ではありませんが、医療事務の資格があれば、実務経験がなくとも、しごとに関する一定レベルの知識があるものとして評価されるメリットがあります。とりわけ診療報酬請求事務能力認定試験は、医療機関における認知度や評価も高い資格ですから、就転職やキャリアアップに有効です。
【専門性】知識★★☆ こんな試験
試験は、学科試験と実技試験の2部構成で行われます。
学科試験は、保険請求事務にまつわる問題を中心に、関連する医療保険制度や法規、医学知識などを問う5肢択一のマークシート問題が出題されます。
医科の実技試験は、カルテを見て診療報酬明細書を作成する問題で、外来と入院の2問が出題されます。
学科・実技とも、試験会場に参考資料を持ち込んで、資料を見ながら解答することができます。
【目安】費用10~15万円こんな勉強
医療事務のしごとの中でも、とくに保険請求事務にまつわる知識を中心に勉強します。
診療報酬請求事務能力認定試験は、現役の医療事務担当者が受験するケースも多いため、試験対策のテキストや問題集も比較的多く市販されています。実務経験者や基礎知識がある方は、これらの教材を用いながら、独学で合格をめざすことも可能です。
初心者の場合は、煩雑な診療報酬の内容や保険請求のしくみに戸惑うことも多いので、スクールや通信講座で学ぶことをお薦めします。
保険請求事務のしごとは、受付・カルテ管理・窓口会計などの他の医療事務のしごとに較べると専門性が高く、知識とキャリアを積みながら一生働くことができる点が、大きな魅力と言えます。
参考書・問題集
Amazon(本)
通信講座・スクール
[BrushUP学び]で探す(医療事務)
シカトルで探す(医療事務)
ケイコとマナブ.netで探す(診療報酬請求事務能力認定試験のスクール)
試験概要
◆主催団体
公益財団法人 日本医療保険事務協会
◆試験科目
●学科
(1)医療保険制度等・公費負担医療制度の概要/(2)保険医療機関等・療養担当規則等の基礎知識/(3)診療報酬等・薬価基準・材料価格基準の基礎知識/(4)医療用語及び医学・薬学の基礎知識/(5)医療関係法規の基礎知識/(6)介護保険制度の概要
●実技
診療報酬請求事務の実技
◆合格基準
●学科:概ね60%以上の得点
●実技:概ね80%以上の得点
◆合格率
30%程度
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診療報酬請求事務能力認定試験 |
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