証券アナリスト(CMA®)

証券アナリストとしての能力を認定する資格です。

職種・業界:

証券アナリスト

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 試験日の概ね1ヵ月前まで
試験実施日: [第1次(春試験)]:4月下旬の日曜日
[第1次(秋試験)]:9~10月の日曜日
[第2次試験]:6月上旬の日曜日
合格発表日: 試験日の概ね1ヵ月半後
受験地  : 札幌・仙台・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・松山・福岡・ニューヨーク・ロンドン・香港
取得方法 : 試験合格後に入会
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★★☆ 独立開業★☆☆ こんな資格

 株式や債券の市場動向を分析・評価し、投資家やファンドマネジャー向けにアナリストレポートを作成するのが証券アナリストのしごとです。「証券アナリスト(CMA®)」は、こうしたアナリストに必要な知識とスキルを認定する民間資格です。
 「証券アナリスト(CMA®)」の資格を取るには、まず日本証券アナリスト協会の第1次レベル通信教育講座を受講修了して第1次レベル試験に合格し、続いて第2次レベル通信教育講座を受講修了して第2次レベル試験に合格し、日本証券アナリスト協会に「検定会員」として入会することが要件となります。第1次レベル通信教育講座は誰でも受講できますが、最終的に「検定会員」になるには、アナリストとしての3年間の実務経験が必要になります。
 証券アナリストの活躍の場は、主に証券会社・投信銀行・機関投資家などですが、実績を積んで投資顧問会社やファンドマネジャーとして独立開業することも夢ではありません。
 なお、「証券アナリスト(CMA®)」になると国際資格である「国際公認投資アナリスト(CIIA®)」の受験資格が与えられ、さらなるステップアップも可能です。

【専門性】知識★★☆  こんな試験

 第1次レベル試験は、第1次レベル通信講座の受講修了後3年(春秋合わせて計6回の試験)以内に、全3科目すべてに合格する必要があります。合否判定は科目ごとに行われ、不合格科目を所定の3年以内に合格できなかった場合は、通信講座の該当科目を再受講して、改めて不合格科目の試験に臨むことになります。
 第1次レベル試験では、多肢選択などのマークシート問題が出題されます。
 第2次レベル試験は、第1次レベル試験合格後3年以内に第2次レベル通信講座を受講開始し、受講修了後3年(3回の試験)以内に合格する必要があります。第1次レベル試験のような科目ごとではなく、全科目まとめての合否判定になります。所定の3年以内に合格できなかった場合は、通信講座を再受講して、改めて試験に臨むことになります。
 第2次レベル試験では、記述式問題が出題されます。

【目安】学習時間400時間、費用15~35万円こんな勉強

 第1次レベル通信講座は、毎年6月から翌年1月までの8ヵ月間の受講期間で、修了した年の春試験から第1次レベル試験の受験が可能になります。
 なお、通信講座は試験科目と同じ3科目で分冊構成されており、1科目ずつ順に受講することも可能ですが、受講開始から4年以内に全3科目を修了しなければ、第1次レベル試験の受験資格は与えられません。
 第2次レベル通信講座は、毎年8月から翌年3月までの受講期間で、修了した年の6月から第2次レベル試験の受験が可能になります。したがって、第1次レベル通信講座の受講開始から第2次レベル試験の合格までは、最短でも、6月から翌々年8月までの2年余の長期間を要します。
 日本証券アナリスト協会の通信講座とは別に、資格スクールが行っている受験対策講座もありますので、なるべく短期間で合格をめざすのであれば、こうした講座を利用する方法もあります。

参考書・問題集
  Amazon(本)
通信講座
  [BrushUP学び]で探す(証券アナリストの通信講座)
スクール
  [BrushUP学び]で探す(証券アナリストのスクール)

試験概要

◆主催団体
  公益社団法人 日本証券アナリスト協会
◆試験科目
●第1次レベル試験
証券分析とポートフォリオ・マネジメント/財務分析/経済
●第2次レベル試験
証券分析とポートフォリオ・マネジメント/コーポレート・ファイナンスと企業分析/市場と経済の分析/職業倫理・行為基準
◆合格基準
各科目とも、一定割合の上位得点者の平均得点を基準とした相対評価
※第2次レベル試験では、職業倫理・行為基準の得点が一定水準に達しない場合は不合格
◆合格率
●第1次レベル試験:50%程度
●第2次レベル試験:45%程度


 
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