DCプランナー認定試験
企業年金に関する専門知識を認定する資格です。
職種・業界: | 人事・労務に関する資格 |
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資格の種類: | 公的資格 | |
試験方法 : | 筆記試験(記述・論述あり) | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | [9月試験]:7月上~下旬 [1月試験]:11月中旬~12月上旬 ※9月試験は3・2級、1月試験は1級 |
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試験実施日: | [9月試験]:9月上旬の日曜日 [1月試験]:1月下旬の日曜日 |
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合格発表日: | [9月試験]:10月下旬 [1月試験]:3月上旬 |
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受験地 : | 全都道府県 | |
取得方法 : | 試験合格後に登録 | |
有効期限 : | 2年間(※更新可能) |
【メリット】社内評価★☆☆ 社会生活★☆☆ こんな資格
企業年金の導入や運用管理に関する専門知識を認定する資格です。「DC」とは、平成13年にスタートした確定拠出年金のことですが、確定拠出年金だけでなく、企業が導入する私的年金全般が対象範囲になります。
試験は、日本商工会議所(日商)と金融財政事情研究会(金財)が共催する2級・1級と、金財が単独主催する3級の3つの試験級から成ります。2級・1級の資格取得には、試験合格後に日商への登録が必要で、資格の登録有効期間は2年間です。所定の通信講座を受講修了することによって資格更新が可能です。
DCプランナーは、主に企業の福利厚生担当者や、拠出金の管理・運用を担う金融機関の職員に求められる資格ですが、そのほか、企業の福利厚生をコンサルティングする社会保険労務士や、個人資産の運用管理のエキスパートであるファイナンシャル・プランナーなどにとっても、しごとの幅を広げる有効な資格です。
【専門性】知識★☆☆ こんな試験
各試験級とも出題範囲は同じで、年金制度全般に関する知識、確定拠出年金制度に関する知識、投資に関する知識、そしてライフプランニングやリタイアメントプランニングに関する知識が問われます。
試験は基礎編と応用編で構成され、3級は3肢択一、2級は4肢択一のマークシート問題、1級は基礎編が4肢択一のマークシート問題で、応用編が記述問題になります。
なお、3・2級は誰でも受験することができますが、1級は2級合格が受験の要件になります。
【目安】費用1~2万円(※3・2級の場合)こんな勉強
参考書や過去問題集が市販されていますので、それらを用いた自学自習が一般的な勉強のスタイルになります。
また3級・2級については、㈱きんざいの通信講座もあります。
企業年金は、公的年金(厚生年金)の上乗せ分として、老後の資産形成において重要な意味を持ちますが、確定拠出年金の場合は、年金資金の運用は年金加入者である従業員の自己責任で行われることになるため、運用次第では将来の年金額に大きな差が生じることにもなりかねません。
年金加入者個人として、しっかりとした知識を身につける意味でも、有意義な勉強になります。
参考書・問題集
Amazon(本)
スクール
資格の学校TAC<DCプランナー>
試験概要
◆主催団体
2・1級:日本商工会議所
3・2・1級:一般社団法人 金融財政事情研究会
◆試験分野
A分野:わが国の年金制度・退職給付制度
B分野:確定拠出年金制度
C分野:投資に関する知識
D分野:ライフプランニングとリタイアメントプランニング
※3・2・1級とも同じ
◆合格基準
3・2・1級とも、70%以上の得点
◆合格率
3級:80%程度、2級:40%程度、1級:25%程度
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DCプランナー認定試験 |
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