不動産証券化協会認定マスター
不動産証券化に関する知識と実務能力を証明する資格です。
職種・業界: | 不動産に関する資格 |
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資格の種類: | 民間資格 | |
試験方法 : | 筆記試験(マークシートのみ) | |
受験資格 : | 研修修了・講習会参加など | |
受験申込日: | 2月下旬~3月中旬 ※知識編(Course 1)の受講申込 |
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試験実施日: | 10月下旬の日曜日 | |
合格発表日: | 11月中旬 | |
受験地 : | 東京 | |
取得方法 : | 試験合格ほか | |
有効期限 : | 5年間(※継続教育により更新可能) |
【メリット】社内評価★★☆ こんな資格
不動産証券化とは、不動産開発の資金を株式や債券と同じように市場から調達し、不動産の賃料や売却益を配当金として分配する金融手法ですが、具体的には不動産投資信託などがあります。
不動産証券化協会認定マスターは、不動産証券化業務に関する専門知識と実務能力を証明する民間資格ですが、資格制度は国土交通大臣の登録を受けており、不動産投資顧問業の登録にまつわる人的要件にされているなど、公的な性格も帯びています。
不動産証券化協会認定マスターになるには、所定の講習会を受講修了し、実務経験に関する審査認定を受ける必要があります。
講習会は知識編Course1と演習編Course2があり、Course1は誰でも受講できますが、Course2に進むにはCourse1受講後に修了試験に合格しなければなりません。Course2受講修了後、不動産業や金融業において2年以上の実務経験があれば「マスター」の認定が受けられます。
不動産業・建設業の開発部門や、信託銀行などの金融業において生かせる資格です。
【専門性】知識★★☆ こんな試験
Course1で学習する5科目について、4肢択一のマークシート形式で実施されます。
合格基準点は実施年度によって異なりますが、全科目合計点が一定点数以上であることと、各科目とも最低基準点をクリアする必要があります。
試験不合格の場合、翌年度・翌々年度の試験までは受験できますが、それを過ぎるとCourse1の再受講が必要になります。
【目安】費用17万円程度こんな勉強
Course1は、テキスト学習とインターネットで配信されるWeb講義の受講から成ります。受講期間は5月下旬~10月下旬の約5ヵ月間で、その間はWeb講義を何度でも受講できます。
Course2は11月下旬から始まり、「不動産投資分析」「不動産ファイナンス」「不動産証券化商品分析」の実務的な3科目について、テキスト学習とWeb講義の受講を行います。レポート課題の提出を経て、翌年2月のスクーリングに参加して修了となります。
参考書・問題集
Amazon(本)
試験概要
◆主催団体
一般社団法人 不動産証券化協会
◆試験科目(Course 1修了試験)
不動産投資運用と倫理行動/不動産証券化とファイナンスの基礎/不動産の投資分析/不動産証券化商品の組成と運用/不動産証券化商品の投資分析
◆合格基準(Course 1修了試験)
全科目合計で60~70%程度、かつ各科目とも一定基準以上の得点。
◆合格率(Course 1修了試験)
35~50%程度
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不動産証券化協会認定マスター |
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