インテリアコーディネーター

インテリア商品を提案する知識と技術の資格です。

職種・業界:

インテリアコーディネーター

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 7月下旬~8月下旬
試験実施日: [1次試験]:10月中旬の日曜日
[2次試験]:12月上旬の日曜日
合格発表日: 2月中旬
受験地  : 札幌・盛岡・仙台・高崎・東京・名古屋・金沢・大阪・広島・高松・福岡・宮崎・沖縄
取得方法 : 試験合格後に協会に登録
有効期限 : 5年間(協会所定の研修受講等により更新)

【メリット】社内評価★☆☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★☆☆こんな資格

 インテリアコーディネーターとは、クライアントの希望に応じて、室内の床・壁・天井などの仕様や、照明・カーテン・カーペット・家具などをコーディネートして提案するインテリア関連の専門職です。
 したがって、インテリア商品に関する幅広い知識や提案のためのプレゼン技術など、販売面での専門性が求められますが、それらのベースになる知識として、住宅構造や設備・インテリア部材などの技術面での基本知識も欠かせません。
 インテリアコーディネーターの職場は、インテリア関連のメーカー・販売店のショールームや営業部門が一般的で、クライアントは施主(依頼主)や施工業者になります。施工業者には、工務店や設計事務所、リフォームなどの内装施工業者がありますが、こうした施工業者に就職したり、フリーランスになって、施工業者に代わって施主への提案業務を請け負うような場合もあります。

【専門性】知識★★☆ 技能★☆☆ こんな試験

 1次試験と2次試験に分かれており、1次試験に合格すると2次試験に進みます。
 1次試験は「インテリア商品と販売」「インテリア計画と技術」の2科目が行われ、どちらも選択式マークシート問題が出題されます。
 2次試験は論文試験とプレゼンテーション試験が行われます。論文試験は、依頼内容に対して提案要旨を500字程度で論述するような問題です。プレゼンテーション試験は、色鉛筆や定規・コンパスなどの製図用具を用いて、提案のためのプレゼンテーションボードを作成します。
 1次試験では販売・技術それぞれの科目に合格基準が設けられています。概ね70%程度の得点とされていますが、どちらか一方のみ合格の場合は、合格した科目は3年間(3回)は受験が免除されます。また2次試験が不合格の場合は、1次試験が3年間免除となります。

【目安】費用5~50万円こんな勉強

 1次試験対策のなかでもインテリア商品に関する勉強は、インテリアに関心のある方にとっては、プライベートでも役に立つ楽しめる内容です。
 技術に関する勉強としては、設計図面の知識が問われますが、2次試験では実際に作図も行いますので、インテリア製図についてはしっかりと勉強しておく必要があります。もっともここでの作図は、プレゼンテーション用の作図ですから、インテリアプランナーや建築士に求められる工学系の作図技術は必要ではなく、きれいで魅力的な図面に仕上げることが重要になります。パース画の書き方や色彩配色について勉強すると効果的です。
 また、設計図面に関連してCAD(コンピュータソフトを使った作図)やCG(コンピュータグラフィックス)の基本的な知識も問われますが、実務においてはCADを使った作図が一般的ですから、余力があればCADの基本操作も修得しておきたいところです。
 こうした技術修得の面においては独学では難しいため、スクールに通うなどして、先生に教わりながら勉強するのが理想的です。

参考書・問題集
  Amazon(本)
通信講座
  [BrushUP学び]で探す(インテリアコーディネーターの通信講座)
スクール
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試験概要

◆主催団体
  公益社団法人 インテリア産業協会
◆試験科目
●1次試験
(1)インテリア商品と販売(インテリア商品・部材/インテリア販売/インテリア情報/コンサルティング/積算・見積/住環境)
(2)インテリア計画と技術(住宅構造/インテリア構成材/室内環境/インテリア基礎/インテリア計画/表現技法/関連法規)
●2次試験
論文/プレゼンテーション試験
◆合格基準
非公開
◆合格率
●1次試験:30%程度(※科目免除者含む)
●2次試験:60%程度(※1次免除者含む)
●最終合格率:20~25%程度


 
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