ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャル・プランニング(FP)の国家資格です。
職種・業界: | 金融・保険・証券に関する資格 |
|
---|---|---|
資格の種類: | 国家資格(認定資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(記述・論述あり) , 面接・口述試験あり | |
受験資格 : | 実務要件あり | |
受験申込日: | 各試験日の概ね1ヵ月半前まで | |
試験実施日: | [5月(3・2級)]:5月下旬の日曜日 [9月(3・2・1級学科)]:9月中旬の日曜日 [1月(3・2・1級学科)]:1月下旬の日曜日 ※1級実技は、6月上~中旬、2月上~中旬 |
|
合格発表日: | 各試験日の概ね1ヵ月半後 ※1級実技は、7月下旬と3月下旬 |
|
受験地 : | 全都道府県 ※1級実技試験は、東京・大阪・名古屋・福岡 |
|
取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★★☆ 独立開業 社会生活★☆☆こんな資格
金融商品・不動産・保険・年金などの資産を効率的に運用する、ファイナンシャル・プランニング(FP)の能力を認定する資格です。
3級から1級まで3つの試験級があり、かつ個人資産相談業務・生保(損保)顧客資産相談業務・中小事業主資産相談業務といった対象領域ごとに資格認定されます。
金融業界・保険業界・不動産業界では、昇進昇格などの条件とされている場合も多いため、就転職やキャリアアップに有効な資格となっています。
なおFP技能検定は、金融財政事情研究会と日本FP協会の2つが指定試験機関となっており、日本FP協会では資産設計提案業務(3・2・1級)の試験を実施しています。
【専門性】知識★★☆ こんな試験
各試験級とも学科試験と実技試験が行われ、学科試験は3級では○×と3肢択一、2級は4肢択一、1級は4肢択一と記述式になります。実技試験は3・2級は記述式の事例問題で、1級は口頭試問になります。
3・2級は学科と実技が同一試験日に行われます。実技試験は業務領域に応じて選択受験しますが、1つの領域を合格した後に、別の領域を受験合格することもできます。また、学科・実技どちらか一方のみが合格(一部合格)の場合は、その試験日の翌々年度までは合格した方の試験は免除されます。
1級は、学科試験の合格発表後、概ね6ヵ月以内に実技試験が行われます。実技試験で不合格の場合は、合格した学科試験の試験日の翌々年度の実技試験までは学科試験が免除になります。
なお3級は誰でも受験できますが、2・1級は下位級の合格や一定年数の実務経験などがなければ受験できません。
【目安】学習時間300時間、費用5~15万円(※2級の場合)こんな勉強
人生設計の組み立て方、金融商品や保険商品のしくみ、年金制度や相続のしくみ、不動産の知識、そしてそれらにまつわる税金などを勉強します。
誰もが経験することになる身のまわりの関心事ですが、意外に理解されていない事柄も多く、それらを体系だてて勉強できる点が大きなメリットでもあります。
自分の身のまわりに置き換えて勉強するのが、何よりも理解の近道です。
実技では電卓を用いた計算が必須ですので、日頃から電卓を叩いて慣れることと、複利の計算方法など電卓を用いた効率的な計算方法もマスターしておく必要があります。
参考書・問題集
Amazon(本)
Amazon(PCソフト)
試験概要
◆主催団体
一般社団法人 金融財政事情研究会
◆試験科目
●3級
[学科試験]:ライフプランニングと資金計画/リスク管理/金融資産運用/タックスプランニング/不動産/相続・事業承継
[実技試験]:「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」「資産設計提案業務」から1業務を選択
●2級
[学科試験]:科目はは3級と同じ
[実技試験]:「個人資産相談業務」「中小事業主資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」「損保顧客資産相談業務」「資産設計提案業務」から1業務を選択
●1級
[学科試験]:科目はは3・2級と同じ
[実技試験]:「資産相談業務」「資産設計提案業務」から1業務を選択
※3・2・1級とも「資産設計提案業務」の試験は日本FP協会が実施。
◆合格基準
3・2・1級とも、学科60%以上、かつ実技60%以上の得点。
◆合格率
●3級:学科70%前後、実技40~70%
●2級:学科30%前後、実技30~60%
●1級:学科10%前後、実技80%前後
|
||
|
ファイナンシャル・プランニング技能士 |
|
|