レタリング技能検定
レタリングの表現能力を審査する資格です。
職種・業界: | 広告・制作・編集に関する資格 |
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資格の種類: | 民間資格 | |
試験方法 : | 技能試験あり | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | 4月上旬~5月上旬 | |
試験実施日: | 6月上旬の曜日 | |
合格発表日: | 7月中旬 | |
受験地 : | 全国21地区 ※1級は、宮城・東京・石川・愛知・大阪・岡山・福岡の7地区。 |
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取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★☆☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★☆☆こんな資格
スーパーなどの店先を飾るPOP広告、企業名や商品名のロゴタイプなど、手書きのデザイン文字の表現能力を審査する、文部科学省後援の民間資格です。
試験は、4級から1級までの4つの試験級で行われます。4級は初心者や学生などレタリングに興味のある人、3級は職場などでレタリングの特技を生かしたい人、2級はプロデザイナー志望、1級はプロデザイナーを対象にしたレベルですが、誰でも、どの試験級からでも受験することができます。
デザインの現場では、手書きの味わいのあるデザイン文字を取り込んでDTPソフトで編集するケースも多いため、レタリングの技術があれば、デザイナーとしての表現の幅も広がります。
【専門性】知識★☆☆ 技能★★☆ こんな試験
試験は、各試験級とも、知識試験と実技試験から成ります。
知識試験では、文字の骨組みや書体に関する知識、レタリングの用具・用材や技法に関する知識を問う問題が出題されます。
実技試験では、課題に従って実際にレタリングを行います。4級の実技問題はお手本に沿った描写ですが、上位級にいくに従って創作文字や色彩表現など、よりデザイン的な表現力が問われます。
3級は午前、その他の試験級は午後に行われるため、4・3級、3・2級の併願受験も可能です。
【目安】費用1万円こんな勉強
国際文化カレッジから出されている、検定ガイド、書体サンプル集、レタリング演習帳を用いた自学自習が、一般的な学習スタイルになります。
デザイン系の専門学校では、カリキュラムの中にレタリングが盛り込まれていて、レタリング技能検定を受験するケースもあります。
社会人の場合であれば、カルチャースクールに通って基礎的な勉強をする方法もあります。
試験概要
◆主催団体
公益財団法人 国際文化カレッジ
◆試験科目
●4級
[知識試験]:字体の理解/書体の理解/基本知識および用具・用材・用法の理解
[実技試験]:フリーハンドによる字体視写/和文基本書体の拡大視写/欧文基本書体の拡大視写
●3級
[知識試験]:字体の理解/部首・部分・エレメントの理解/デザイン用語・用具・用法の理解および基本的な書体に関する知識
[実技試験]:フリーハンドによる字体表現/和文基本書体表現/欧文基本書体の拡大視写
●2級
[知識試験]:和文書体についての専門知識/欧文書体についての専門知識/専門用語の理解
[実技試験]:和文指定書体表現/欧文指定書体表現/書体造形および構成
●1級
[知識試験]:高度な和文書体についての専門知識/高度な欧文書体についての専門知識/デザインの一般教養
[実技試験]:高度な書体造形/高度な書体表現/文字の色彩表現
◆合格基準
各試験級の所定の審査基準
◆合格率
4級:80%程度、3級:60%程度、2級:30%程度、1級:5%程度
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レタリング技能検定 |
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