中学校教諭普通免許状

中学校教師になるための国家資格です。

職種・業界:

中学校教諭

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日:
試験実施日:
合格発表日:
受験地  :
取得方法 : 教職課程卒業後、都道府県教育委員会に免許状交付申請
有効期限 : 10年間

【メリット】社内評価★☆☆  こんな資格

 中学校や中等教育学校(中高一貫校)の教師になることができる、いわゆる教員免許です。
 教員免許には普通免許・特別免許・臨時免許の3種類があり、普通免許はさらに専修免許・一種免許・二種免許に分かれます。二種は短期大学士(短大卒)、一種は学士(大卒)、専修は修士(大学院卒)と、それぞれ学位によって取得できる免許が異なります。
 中学校教諭普通免許状を取得するには、教職課程のある大学に入学して、所定の単位を修得する必要があります。教育学部に入学するのが一般的ですが、中学校の場合は文系・理系の一般学部に入学して教職課程を取ることもできます。
 このほかに、特別免許や臨時免許で教員になる方法もありますが、特別免許は優秀な社会人を迎え入れるための、臨時免許は教員の不足を補うための、採用者側の事情で左右される特別・臨時のものです。大学卒業後に教員へのキャリアチェンジをめざすのであれば、「教職特別課程」で所定の単位を補完して普通免許を取得する方法もあります。
 なお、職に就くには、免許状の取得とは別に、各自治体が行っている教員採用試験や私立中学の採用試験に合格する必要があります。
 また平成21年度より教員免許更新制が導入され、免許状の有効期間は10年間となり、免許状更新講習による免許更新が必要になりました。

【専門性】知識★☆☆  こんな試験

 ※試験は行われません。

【目安】学習期間1年間、費用50万円程度(※教職特別課程入学の場合)こんな勉強

 教職課程は、「教科に関する科目」「教職に関する科目」「教科又は教職に関する科目」から成り、それぞれ所定の単位履修が必要になります。
 「教科に関する科目」は、何の教科の教員になるかによって、単位修得しなければならない科目が異なります。中学校教諭の教科は、国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・外国語などの15教科で、入学した学部・学科や専攻によって履修できる科目が異なりますので、教えられる教科も限られてきます。
 「教職に関する科目」は、教える教科に関わらず共通に単位修得しなければならない科目です。このうちの「教育実習」については、通常は自分の出身中学で2~4週間の実習を行うことになります。
 「教科又は教職に関する科目」は、「教科に関する科目」「教職に関する科目」の所定の単位を超えた部分や、大学が独自に設けている教職関連の科目が該当します。
 大学卒業後に「教職特別課程」で所定の単位を補完する場合は、慶応義塾大学や工学院大学などの「教職特別課程」を設けている大学に入学する必要があります。入学条件は、原則として「教科に関する科目」の20単位を修得済みであることで、入学後は「教職に関する科目」を1年間をかけて修得することになります。

試験概要

◆主催団体
  文部科学省初等中等教育局教職員課
◆教職課程の科目と単位
●教科に関する科目(※各科目1単位以上で、専修・一種は合計20単位、二種は合計10単位)
[例:社会の場合]
日本史及び外国史/地理学/法律学又は政治学/社会学又は経済学/哲学又は倫理学又は宗教学
●教職に関する科目(※専修・一種は合計31単位、二種は合計21単位)
教職の意義等に関する科目/教育の基礎理論に関する科目/教育課程及び指導法に関する科目/生徒指導、教育相談及び進路指導等に関する科目/教職実践演習/教職実習
●教科又は教職に関する科目(※専修は合計32単位、一種は合計8単位、二種は合計4単位)
教科や教職に関する科目で所定単位を超えた部分や、教職に関する科目に準じた科目


 
    ステップアップするなら
 
    他の資格と比較するなら
中学校教諭普通免許状
    ステージを広げるなら
 
    基礎から学ぶなら