危険物取扱者
引火性危険物を取扱う職場に必須の国家資格です。
職種・業界: | 化学に関する資格 |
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資格の種類: | 国家資格(設置義務資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(マークシートのみ) | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | 毎月(※都道府県により異なる) | |
試験実施日: | 毎月(※都道府県により異なる) | |
合格発表日: | 毎月(※都道府県により異なる) | |
受験地 : | 全都道府県 | |
取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★☆☆ こんな資格
化学工場やガソリンスタンドなど、一定量の危険物を扱う施設には、危険物取扱者を置くことが消防法で決められています。危険物とは、ガソリンや硫黄・りん・マグネシウムなど、火災につながる危険性のある物体です。危険物取扱者は、こうした危険物を取扱ったり、法令で定められた定期点検を行うことができる資格です。
危険物取扱者には、甲種・乙種・丙種の3つがあり、甲種は全種類の危険物、乙種は第1類(酸化性固体)から第6類(酸化性液体)までの6種類の危険物を取扱えます。また甲種・乙種の有資格者立ち合いのもとであれば、他人が取扱うことも認められています。丙種は、乙種第4類のガソリン・灯油・軽油・重油などをみずからが取扱える資格で、立ち合いの権限はありません。
危険物取扱者の国家試験は、乙種・丙種は誰でも受験できますが、甲種は大学・短大・高専・専門学校などで化学関連の科目を15単位以上修得していることが受験条件となります。このほか、乙種を取得し2年以上の実務経験がある場合と、乙種の中の所定の4種類以上を取得している場合も、受験可能です。
試験合格後は、運転免許証のようなカードタイプの危険物取扱者免状が発行され、免状に取扱可能な危険物の種類が一覧表示されます。
【専門性】知識★☆☆ こんな試験
全都道府県で毎月実施され、年間受験者数は50万人にものぼる最大規模の国家試験です。なかでも乙種第4類は、給油の立ち合いが必要となるセルフのガソリンスタンドが増えたこともあり、全受験者数の半数以上を占めます。
試験の実施スケジュールは都道府県によって異なりますが、概ね、試験日の1ヶ月半前までに受験申込を行い、合格発表は早いところでは即日行われています。
試験方法は、甲種・乙種は5肢択一、丙種は4肢択一のそれぞれマークシート方式になります。
乙種については、すでに乙種のほかの類を取得している場合は、「(1)危険物に関する法令」「(2)基礎的な物理学及び基礎的な化学」の2科目は免除となり、「(3)危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の1科目のみの受験になります。
【目安】費用1~4万円こんな勉強
法令科目は、消防法を中心とした規則や手続きに関する勉強です。危険物の数量規程など、理解するよりも憶えることが中心になります。
法令以外の科目については、危険物の燃焼の性質と、その消化方法や防災方法が中心になります。甲種・乙種では、化学反応や物質量(mol)の計算も必要になりますが、化学の複雑な分子構造や物理の難しい公式までは問われません。理数系に苦手意識のある方でも、理解し憶えることは十分に可能な内容です。
乙種第4類に関しては、参考書や問題集も豊富ですから、こうした教材を使いながら独学でも合格をねらえます。スクールや通信講座もありますので、時間や費用面で余裕のある方にはお薦めです。
参考書・問題集
Amazon(本)
Amazon(PCソフト)
通信講座
[BrushUP学び]で探す(危険物取扱者の通信講座)
ケイコとマナブ.netで探す(危険物取扱者の通信講座)
スクール
JTEX<危険物取扱者講座>
試験概要
◆主催団体
一般財団法人 消防試験研究センター
◆試験科目
●丙種
(1)危険物に関する法令/(2)燃焼及び消火に関する基礎知識/(3)危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
●乙種
(1)危険物に関する法令/(2)基礎的な物理学及び基礎的な化学/(3)危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
●甲種
(1)危険物に関する法令/(2)物理学及び化学/(3)危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法
◆合格基準
各種とも、(1)(2)(3)それぞれ60%以上の得点
◆合格率
●丙種:50%程度
●乙種:70%程度(ただし4類は35%程度)
●甲種:30%程度
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危険物取扱者 |
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