手話技能検定

手話によるコミュニケーション技能を認定する資格です。

職種・業界:

手話技能検定

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 試験日の概ね5ヵ月前~1ヵ月半前
試験実施日: [筆記試験]:7・11・3月上旬の日曜日
[実技試験]:7・11・4月中下旬の日曜日
※筆記試験は6~3・準2・準1級、実技試験は2・1級
合格発表日: 試験日の概ね1ヵ月後
※準2・2・準1・1級は概ね2ヵ月後
受験地  : 札幌・仙台・新潟・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・鹿児島
※実施級は受験地により異なる
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆ 社会生活★☆☆ こんな資格

 英検などの語学試験と同じように、手話の学習者が、会話としての手話能力がどのくらい身についたかを認定する民間資格です。
 試験は、筆記試験による7・6・5・4・3・準2・準1級と、実技試験による2・1級の全部で9つの試験級に分かれていて、エントリーレベルの7級だけは在宅試験になります。
 6級は簡単な挨拶レベル、5級は自己紹介レベル、4級はお店や窓口での簡単な接遇レベル、3級は接客での会話レベル、準2級は自由な会話レベルとなります。準2級までは誰でも受験することができますが、2級以上は下位級合格が受験要件となります。
 手話の学習者が勉強する手話は、日本語の文法や単語にしたがって手話の単語を当てはめて表現する「日本語対応手話」ですが、一方では、生まれながらに耳の聞こえない人どうしが会話していた昔からの「日本手話」もあります。準2・2級では、そのどちらか一方、準1・1級では両方の手話能力も求められます。

【専門性】知識★☆☆ 技能★★☆ こんな試験

 6~準2級は、試験会場で手話のビデオ映像を見て、その表現内容を読み取って4肢択一のマークシート問題に解答する筆記試験になります。
 準2級ではマークシート問題のほかに、読み取った表現内容を記述する問題も出題され、準1級では記述問題のみになります。
 2級は課題文が出題され、その内容を面接員に手話で表現し、その後、面接員と手話での質疑応答を行う実技試験です。1級では、手話によるグループディスカッションも加わります。
 準2級以上は難易度もかなり上がりますが、とりわけ準1級・1級は、「日本語対応手話」だけでなく「日本手話」の読み取り能力や表現力も求められる難関試験です。

【目安】学習時間80時間、費用2~3万円程度(※4級の場合)こんな勉強

 公式テキストやDVD付の過去問題集も市販されていますので、独学でもある程度は勉強することができます。
 ただし、上達をめざすのであれば、英語などの語学学習と同じで、実践的な勉強は欠かせません。
 そこで、大学や地域ボランティアが行っている手話サークルや、市町村の障害福祉課などが行っている講習会に参加するのが、一般的な勉強法になります。
 初心者であれば、仕事にも生かせる4級レベルが、当面の目標です。

参考書・問題集
  Amazon(本)

試験概要

◆主催団体
  NPO法人 手話技能検定協会
◆試験内容
[筆記試験]
●7級:指文字の書き取り
●6~3級:手話表現の読み取り
●準2級:手話表現の読み取り/手話表現の長文書き取り
●準1級:手話表現の長文書き取り
[実技試験]
●2級:課題文表現と質疑応答
●1級:ディスカッションと課題文表現
◆合格基準
●筆記試験(7~3・準2・準1級):80%以上の得点
●実技試験(2級):65%以上の得点
◆合格率
非公開


 
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