旅行業務取扱管理者

旅行会社には必置の国家資格です。

職種・業界:

旅行業務取扱管理者

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: [国内旅行]:6月上旬~7月上旬
[総合旅行]:7月上旬~8月上旬
試験実施日: [国内旅行]:9月上旬の日曜日
[総合旅行]:10月上旬の日曜日
合格発表日: [国内旅行]:10月下旬
[総合旅行]:11月中旬
受験地  : [国内旅行]:北海道・宮城・埼玉・東京・愛知・大阪・岡山・福岡・沖縄
[総合旅行]:北海道・宮城・東京・愛知・兵庫・広島・福岡・沖縄
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★★☆ 社会生活★☆☆ こんな資格

 パックツアーを主催する旅行会社や、ツアー商品を販売する旅行代理店は、業務が適正に行われるように、各営業所に旅行業務取扱管理者を設置しなければならないことが、旅行業法によって決められています。
 旅行業務取扱管理者には、国内旅行のみに限定される「国内旅行業務取扱管理者(以下、国内旅行)」と、国内旅行に加え海外旅行の取扱も可能な「総合旅行業務取扱管理者(以下、総合旅行)」の2種類があります。
 旅行業務取扱管理者の資格を取るには、国内旅行・総合旅行それぞれの資格試験に合格する必要がありますが、試験は誰でも受験することができます。
 旅行会社への就転職や、キャリアアップをめざすには有効な資格です。また、名所旧跡や行事に関する知識が豊富になるなど、旅行好きにとってはプライベート面でのメリットも魅力です。

【専門性】知識★★☆  こんな試験

 国内旅行の試験は「旅行業法」「約款」「国内旅行実務」の3科目、総合旅行の試験はこれに「海外旅行実務」を加えた4科目について行われます。
 試験はマークシート方式で、国内旅行は4肢択一式と語群選択式、総合旅行は4肢択一式と正誤式・複数選択式の問題が出題されます。
 国内旅行・総合旅行とも、全科目が合格基準を満たした場合に試験合格となりますが、「国内旅行実務」「海外旅行実務」の科目については科目合格の制度があり、試験不合格の場合は、翌年度の試験に限り科目免除が受けられます。
 また、国内旅行の合格者が総合旅行を受験する場合は、「旅行業法」と「国内旅行実務」の2科目の免除が受けられます。
 このほかに、前年度または受験年度に行われた旅行業務取扱管理者研修を受講修了すれば、修了内容に応じて「国内旅行実務」や「海外旅行実務」の科目免除を受けることもできます。

【目安】費用1~10万円(※総合旅行の場合)こんな勉強

 各科目とも、基本的には覚える勉強が中心ですが、「国内旅行実務」では運賃の計算方法や時刻表の見方、「海外旅行実務」では現地の手配業者と取り交わす英文(定型文)読解などの勉強も必要になります。
 市販の参考書や問題集もありますので、独学での試験合格も可能ですし、スクールや通信講座を利用して効率的に勉強する方法もあります。
 国内旅行と一般旅行は、試験科目の重複や科目免除制度もあり、比較的やさしい国内旅行の1ヵ月後が総合旅行の試験日になりますので、学習スケジュールを上手に組んで、両方の試験にチャレンジすることをお薦めします。

参考書・問題集
  Amazon(本) Amazon(DVD)
通信講座
  [BrushUP学び]で探す(旅行業務取扱管理者の通信講座)
スクール
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試験概要

◆主催団体
  総合旅行業務取扱管理者:一般社団法人 日本旅行業協会
  国内旅行業務取扱管理者:一般社団法人 全国旅行業協会
◆試験科目
●国内旅行
旅行業法及びこれに基づく命令/旅行業約款、運送約款及び宿泊約款/国内旅行実務
●総合旅行
旅行業法及びこれに基づく命令/旅行業約款、運送約款及び宿泊約款/国内旅行実務/海外旅行実務
◆合格基準
各科目とも、60%以上の得点
※国内旅行・総合旅行とも同じ
◆合格率
国内旅行:30~40%程度、総合旅行:20~30%程度


 
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