校正技能検定

校正の技能と知識を評価する資格です。

職種・業界:

校正

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 各試験日の1週間前まで
試験実施日: [7月]:7月下旬の日曜日
[12月]:12月下旬の日曜日
[3月]:3月下旬の日曜日
※7・12月は中級、3月は上級
合格発表日: 各試験日の2ヵ月後
受験地  : 東京・関西
※上級は東京のみ。
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆ 独立開業★☆☆ こんな資格

 書籍や雑誌などの校正の技能を測る検定試験で、初級・中級・上級の3つの資格級からなり、初級は日本エディタースクールの認定コースの単位履修によって、中級・上級は検定試験合格によって取得することができます。
 中級試験は、日本エディタースクールの訓練コース修了が受験資格となりますが、他の教育機関等で一定の実技訓練を受けた者や校正の実務経験者も受験することができます。
 校正の仕事は、出版社などのマスメディアや広告代理店、編集プロダクションなどに在籍して専任で行うほかに、フリーランスとして従事することもできます。また編集者やライター、一般企業の広報・広告担当者であれば身につけておきたい技能の一つでもあります。
 なお上級試験は、中級試験合格が受験資格となります。

【専門性】知識★☆☆ 技能★☆☆ こんな試験

 中級・上級では、実技試験と学科試験が行われます。
 実技試験は、原稿と初校刷り、あるいは初校戻しと再校刷りとを付き合わせながら校正作業を行います。制限時間内に正確にわかりやすく校正指示を行うことが審査のポイントです。作業道具として、赤ペンや青鉛筆、級数表、ルーペなどを持参します。上級試験では欧文も加わりますので、辞書の持ち込みも可能です。
 学科試験は、○×問題などの筆記試験で、編集・製作などの校正作業を行う上で必要となる知識と、漢字や仮名づかいなどの用語用字に関する知識を試されます。
 実技・学科ともに一定基準以上の得点が合格の要件ですが、中級試験は、実技のみ一定基準以上の場合は準中級認定者となり、所定期間内に学科で一定基準以上の得点を取れば、中級試験合格となります。

【目安】費用2~40万円こんな勉強

 校正作業は誰にでもできますが、プロの校正者になるためには、校正の基本ルール、本づくりの流れ、字種・字体に関する知識などをひととおりマスターしておく必要があります。
 経験者であれば、市販の実用書で確認し練習問題集でトレーニングすることもできますが、初心者の場合は、スクールの講座などで一から学ぶ方が効率的です。
 校正は永く続けられる技能職ですが、漢字、仮名づかい、同訓・同音異疑語といった用字用語は、いくつになっても行き着く果てのない知識であり、それが校正の仕事の魅力でもあります。

試験概要

◆主催団体
  日本エディタースクール
◆試験科目
●中級試験
[実技]:縦組原稿引合せ、横組原稿引合せ、データ入稿の赤字確認と通読
[学科]:校正作業に必要な知識、用字用語(漢字・仮名づかい)
●上級試験
[実技]:縦組原稿引合せ、横組原稿引合せ、データ入稿の赤字確認と通読
[学科]:校正作業に必要な知識、用字用語(漢字・仮名づかい・欧字・記号)
◆合格基準
●中級試験:実技試験・学科試験とも一定基準(概ね85%)以上の得点
●上級試験:実技試験・学科試験とも一定基準以上の得点
◆合格率
中級試験:30%前後、上級試験:25%前後


 
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