消費生活アドバイザー
企業や行政の消費者窓口のエキスパート資格です。
職種・業界: | フード・生活に関する資格 |
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資格の種類: | 公的資格 | |
試験方法 : | 筆記試験(記述・論述あり) , 面接・口述試験あり | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | 8月上~下旬 | |
試験実施日: | [1次試験]:10月上旬の日曜日 [2次試験]:11月下旬の土曜または日曜日 |
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合格発表日: | 2月上旬 | |
受験地 : | 札幌・(仙台)・東京・名古屋・大阪・(広島)・(高松)・福岡・(那覇) ※( )は1次試験のみ。 |
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取得方法 : | 試験合格後に登録 | |
有効期限 : | 5年間(所定の研修修了により更新) |
【メリット】社内評価★☆☆ 社会生活★☆☆ こんな資格
企業が行う苦情処理などの顧客サービスは、消費者重視の企業姿勢を示すだけでなく、消費者の声を商品やサービスにフィードバックする意味でも、たいへん重要な役割を担っています。また、行政が行う消費者相談も、消費者関連法の整備や消費者庁の創設などによって、その社会的意義は高まりを見せています。こうした消費者との窓口を担当するエキスパートが、消費生活アドバイザーです。
消費生活アドバイザーは、内閣総理大臣および経済産業大臣が認定する公的資格で、各自治体の消費生活センターの任用資格の一つにもなっています。
消費生活アドバイザーになるには、試験に合格し、日本産業協会に登録をする必要があります。試験は誰でも受験できますが、登録をするためには、1年以上の実務経験か、もしくは4日間の実務研修修了が要件となります。
消費者の視点での知識や経験が役立つ資格ということもあって、有資格者の約70%は女性です。
【専門性】知識★★☆ こんな試験
1次試験と2次試験があり、1次試験に合格すると別日程で2次試験が行われます。2次試験に不合格の場合は、次年度に限り1次試験が免除されます。
1次試験は、多肢選択のマークシート方式で行われます。
2次試験では、論文試験と面接試験が行われます。
論文試験は800字程度の論述試験で、試験科目が2つのグループに分けられ、それぞれのグループについて4問中1問を選択して解答します。
面接試験は10分程度の個別面接で、消費生活アドバイザーとしての適性を評価されます。
【目安】費用3~10万円こんな勉強
法律・経済・行政・企業経営・地球環境・エネルギーから、医療・健康や衣・食・住まで、非常に広範囲な知識が必要になります。法律では民法からの出題もありますが、大学の法学部のような掘り下げた勉強ではなく、広く浅く全般的に網羅するような勉強になります。
1次試験の約70%は、協会指定の教材でもある産能大の「消費生活アドバイザー通信教育」テキストからの出題となります。このほか、家計の統計問題などは国民生活センターの「くらしの豆知識」から出題されます。これらの定番教材と過去問題を使っての試験対策が、オーソドックスな勉強のスタイルになります。
また2次試験では、時事を絡めた問題も出されますので、ふだんから新聞やテレビ・インターネットのニュースに目を通しておくことも重要です。
なお2次の面接試験では、「なぜ消費生活アドバイザーになりたいか」といった動機や姿勢を問われます。
参考書・問題集
Amazon(本)
通信講座
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試験概要
◆主催団体
一般財団法人 日本産業協会
◆試験科目
●1次試験
生活基礎知識/消費者問題/消費者のための行政・法律知識/消費者のための経済知識
●2次試験
[論文試験]:第1グループ(消費者問題、行政知識、法律知識)/第2グループ(経済一般知識、企業経営一般知識、生活経済、地球環境問題・エネルギー需給)
※第1・2グループそれぞれ4問中1問を選択解答。
[面接試験]:個人面接
◆合格基準
●1次試験:概ね65%以上の得点
●2次[論文試験]:各問とも、A~Eの5段階評価のC以上
●2次[面接試験]:A~Cの3段階評価のB以上
◆合格率
20%程度
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消費生活アドバイザー |
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