製菓衛生師
パティシエやパン職人の国家資格です。
職種・業界: | フード・生活に関する資格 |
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資格の種類: | 国家資格(名称独占資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(マークシートのみ) | |
受験資格 : | 学歴要件あり | |
受験申込日: | 4/上~下旬(※東京都の場合) | |
試験実施日: | 6月中旬(※東京都の場合) | |
合格発表日: | 7月下旬(※東京都の場合) | |
受験地 : | 全都道府県 | |
取得方法 : | 試験合格後に登録など | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★☆☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★☆☆こんな資格
お菓子づくりやパンづくりのしごとにおいて、食品添加物などの安全面や衛生管理面、製法などの技術面のお墨付きがもらえる国家資格です。
製菓衛生師の国家資格は、各都道府県で行われる国家試験に合格し、免許申請を行うことによって取得できます。国家試験を受験するためには、製菓衛生師の養成課程がある高校や専門学校で1年以上の専門教育を修業しているか、または、製菓・製パンのしごとを2年以上経験していることが要件になります。
製菓衛生師のおもな職場は、お菓子やパンを製造販売している洋菓子店・和菓子店やベーカリーです。これらのお店では、養成講習を受けた食品衛生責任者を置くことが義務づけられていますが、製菓衛生師の資格があれば養成講習を受けなくても食品衛生責任者になれますので、就職や独立開業にも有利です。
なお、製菓衛生師と同じような性格の国家資格として調理師があります。
【専門性】知識★☆☆ こんな試験
4肢択一マークシート方式の、学科試験のみになります。
試験は各都道府県が実施しますので、都道府県によって、また実施年度によって試験時期や申込時期が異なります。各都道府県とも、概ね年1回の実施となります。
受験資格として、製菓専門学校等で専門教育を受けるか、もしくは2年以上の実務経験が必要ですが、この場合の実務経験とは、食品衛生法に規定されている「菓子製造業」での製造経験になります。レストランやカフェで自家製のパンやデザートを出しているお店は、菓子製造業ではなく飲食業として登録されている場合が多いので、注意が必要です。
試験科目は7科目で、各科目の配点割合は、衛生法規5%、公衆衛生学15%、食品学10%、食品衛生学20%、栄養学10%、製菓理論20%、製菓実技10%となります。なお製菓実技は、和菓子・洋菓子・製パンの3分野から1分野を選択して解答します。実際にお菓子やパンを作るのではなく、材料や分量、作り方などに関する筆記問題になります。
【目安】学習期間1年間、費用150万円程度(※1年制の専門学校の場合)こんな勉強
実務経験で受験する場合、試験問題の中には常識や経験の範囲で解けるような問題もありますが、合格するためには受験勉強は欠かせません。
配点ウエイトの高い製菓理論の勉強などは、ふだんの製造方法の理論的な裏付けが得られたり、逆に見直す機会が得られるメリットもあります。
市販の参考書や問題集を使って独学で勉強することもできますが、講習会に参加したり、スクールや通信教育で勉強するのも気分転換になり、勉強の効率もはかどります。
製菓衛生師の専門課程を修業して受験する場合、専門学校の多くは1年制と2年制があり、製菓コース、製パンコース、製菓・製パンコース、製菓・製パンのほかに調理(調理師)も勉強するコースなど、コースウェアは多彩です。夜間や通信制のコースを設置している学校もあります。カリキュラムは、製菓・製パン実習のほかに、試験科目と同じ内容の座学を必修科目として勉強することになります。
参考書・問題集
Amazon(本)
通信講座
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スクール
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試験概要
◆主催団体
各都道府県
※東京都の場合は、東京都 福祉保健局
◆試験科目
衛生法規/公衆衛生学/食品学/食品衛生学/栄養学/製菓理論/製菓実技(※和菓子・洋菓子・製パンの3分野から1分野選択)
◆合格基準
各科目とも一定割合以上、かつ全体で60%以上の得点
◆合格率
70%程度