非破壊試験技術者資格試験

非破壊試験技術者のレベルを認証する資格です。

職種・業界:

非破壊試験

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: [秋期]:7月下旬~8月上旬
[春期]:1月下旬~2月上旬
試験実施日: [秋期(1次)]:9月下旬の土・日曜日
[春期(1次)]:3月下旬の土・日曜日
合格発表日: [秋期]:1月下旬
[春期]:7月下旬
受験地  : 札幌・仙台・新潟・千葉・東京・神奈川・名古屋・大阪・広島・福岡・長崎
※2次試験は、千歳・東京・名古屋・大阪・広島・福岡
取得方法 : 試験合格後に資格認証・登録申請
有効期限 : 10年間(※再認証試験により更新)

【メリット】社内評価★★☆  こんな資格

 非破壊試験は、物を壊さずに内部の傷や劣化などを調べる試験ですが、その技術者の認証資格が非破壊試験技術者資格です。JIS(日本工業規格)に準拠した公的性格を持つ民間資格になります。
 資格認証を受けるには、非破壊試験技術者資格試験に合格しなければなりません。試験は、非破壊試験の方法に応じて細分化されており、主要なものは「放射線透過試験」「超音波探傷試験」「磁粉探傷試験」「浸透探傷試験」「渦流探傷試験」「ひずみ測定」の6種類で、それぞれレベル1~3の3段階の試験級に分かれます。
 受験するには、試験種・試験級ごとに、日本非破壊検査協会や勤務先などで実施する所定の訓練時間を満たす必要があり、試験合格後に資格認証を受けるには、試験種・試験級ごとに所定の実務経験月数が必要になります。
 技術者の主な職場は非破壊検査会社のほか、鉄鋼・金属・電気・ガス・石油化学・鉄道・建築関連企業の品質管理部門や学術機関など多岐にわたります。

【専門性】知識★★☆ 技能★★☆ こんな試験

 試験は、1次試験と2次試験から成ります。
 1次試験は、2日間にわたって各試験種・試験級について行われます。もっとも易しいレベル1であれば、各非破壊試験の原理や装置などについて、4肢択一の問題が出題されます。試験の時間割によっては、複数の試験種・試験級の併願受験も可能です。
 1次試験に合格すると、次に2次試験に進みます。2次試験は1次試験とは別日程で、概ね1ヵ月半にわたって1次合格者に対して順次行われます。2次試験は実技試験で、「放射線透過試験」のレベル1であれば、X線装置の取扱いや試験体のX線撮影、探傷結果の記録、写真処理、探傷の実施と報告などが試験内容となります。
 2次試験が不合格の場合、1回に限り再試験のチャンスがあり、その場合は1次試験は免除となります。

【目安】費用5~10万円程度(※レベル1の場合)こんな勉強

 非破壊検査の仕事に就いて、OJTで先輩社員や教育担当者のアドバイスを受けながら勉強するのが一般的です。受験に必要な所定の訓練についても、勤務先で受けられれば理想的です。
 日本非破壊検査協会からは各試験種やレベルに応じた参考書籍・問題集が出ていますので、これらの教材を用いた受験勉強になります。
 試験種については、物理・化学・電気など、専攻や得意分野に応じて、優先順位を付けてチャレンジしていくのが効率的です。主要6試験種についてレベル2以上を取得し、2年以上の実務経験があれば、上級資格の非破壊検査総合管理技術者の受験資格も得られます。

試験概要

◆主催団体
  一般社団法人 日本非破壊検査協会
◆試験科目(※各試験種のレベル1の場合)
●1次試験(筆記)
一般問題(非破壊試験の原理・装置)/専門問題(非破壊試験の方法)
●2次試験(実技)
装置の取扱い、試験実施・報告など
◆合格基準
●1次試験(筆記):一般・専門とも70%以上の得点
●2次試験(実技):80%以上の得点
◆合格率
レベル1:50%前後、レベル2:30%前後、レベル3:20%前後


 
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