エネルギー管理士

大量のエネルギーを使用する工場に必置の国家資格です。

職種・業界:

エネルギー管理士

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 5月中旬~6月中旬
試験実施日: 8月上旬の日曜日
合格発表日: 9月中旬
受験地  : 札幌・仙台・東京・名古屋・富山・大阪・広島・高松・福岡・那覇
取得方法 : 試験合格後に免状交付申請
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆  こんな資格

 一定量(原油換算で年間3,000kl)以上のエネルギーを使用する製造業・鉱業・電気供給業・ガス供給業・熱供給業の工場では、その消費エネルギー量に応じて、1人から4人のエネルギー管理者を選任して、設備の維持管理やエネルギー使用の改善・監視を行わなければならないことが、省エネルギー法で決められています。
 エネルギー管理者になるには、国家試験に合格して、エネルギー管理士の免状を取得しなければなりません。試験は誰でも受験できますが、試験合格後にエネルギー管理士の免状の交付を受けるには、エネルギー使用の合理化に関して1年以上の実務経験が必要になります。
 なお、こうした実務経験が3年以上ある場合は、国家試験ではなく、所定の認定研修を受講修了することによって資格を取得することもできます。
 CO2削減など環境問題や省エネルギーが注目されている昨今、就転職やキャリアアップの際にアピール度の高い資格の一つと言えます。

【専門性】知識★★☆  こんな試験

 試験は4課目あり、このうち「エネルギー総合管理及び法規」は必須課目ですが、ほかの3課目は熱分野もしくは電気分野のいずれかを選択する選択課目で、どちらの分野を選択しても取得できる資格は同じです。
 試験問題はマークシート問題で、語群選択式のほかに、エネルギー消費量などの計算問題も出題されます。
 4課目とも60%以上の得点で試験合格ですが、1課目でも60%以上の得点であれば課目合格となり、以後3年間はその課目の受験が免除されます。

【目安】費用2~10万円程度こんな勉強

 熱力学や電気・電子など理数系の勉強が中心で、文系出身者には独学では難しいレベルの内容です。
 理数系の素養があれば、市販の参考書や問題集を使って自学自習で臨むこともできますし、対策講座や通信講座を利用する方法もあります。
 3年以上の実務経験者は認定研修を受講修了する方法もありますが、この場合も最後に修了試験があり、合格率は60%程度です。なお、認定研修で電気分野を選択する場合、第一種・第二種の電気主任技術者の資格があれば、研修の一部免除を受けることができます。

参考書・問題集
  Amazon(本)
スクール
  JTEX<エネルギー管理士講座>

試験概要

◆主催団体
  一般財団法人 省エネルギーセンター
◆試験課目
●必須課目:(1)エネルギー総合管理及び法規
●選択課目(熱分野):(2)熱と流体の流れの基礎/(3)燃料と燃焼/(4)熱利用設備及びその管理
●選択課目(電気分野):(2)電気の基礎/(3)電気設備及び機器/(4)電力応用
◆合格基準
各課目とも、60%以上の得点
◆合格率
20~30%程度


 
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