レストランサービス技能士

レストランでの接客技能を認定する国家資格です。

職種・業界:

レストラン

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 : ,
受験申込日: 5月中旬~6月下旬
試験実施日: [学科試験]:8月下旬
[実技試験]:11月上~下旬
合格発表日: 12月下旬
受験地  : 札幌・仙台・新潟・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆  こんな資格

 一流のレストランでは、ウェイター(ウェイトレス)には、そのお店のレベルに劣らない質の高い接客サービスが求められます。こうした接客サービスの技能や知識を認定する国家資格が、レストランサービス技能検定です。
 レストランサービス技能検定は、3・2・1級の3つの試験級に分けて試験が行われます。3級は初級レベル、2級は中級レベル、1級は上級レベルの証明となり、試験合格者には「○級レストランサービス技能士」の称号が与えられます。
 試験を受験するには、学歴・実務経験・下位級合格などの所定の要件を満たす必要があります。
 まず3級の場合であれば、高校・専門学校・短大・大学のレストランサービスの学科を卒業するか、もしくは1年以上の実務経験があれば受験できます。
 2級の場合は、大学卒であれば実務経験は不要ですが、専門学校・短大卒は1年以上、高校卒か3級合格者は2年以上、それ以外は3年以上の実務経験が必要になります。
 1級の場合は、2級合格者は4年以上、大学卒が8年以上、専門学校・短大卒が9年以上、高校卒が10年以上、それ以外は11年以上の実務経験が必要です。

【専門性】知識★☆☆ 技能★☆☆ こんな試験

 各試験級とも学科試験と実技試験に分かれており、学科合格者のみ実技試験を受験できます。実技試験に不合格の場合は翌々年度までの2年間に実施される試験に限り、学科試験が免除されます。
 学科試験は、各試験級とも○×式のマークシート問題が出題されます。試験範囲は各試験級共通ですが、試験級によって問題の難易度が異なります。
 実技試験では、接客の場面設定と指示事項が出題され、それに対する接遇サービスを審査されます。3級は朝食やランチ、2級はディナー、1級は外国人カップルのディナー、といった場面設定になります。指示事項は、テーブルセッティングをしてお客様へ挨拶し、最後にお客様を見送ってテーブルの上を片付けるまでの間の、さまざまな接遇サービスです。職場で着用しているユニフォームを持参するなど、接客にふさわしい服装が必要です。1級では、外国人のお客様に対して、英語や簡単なフランス語でのやりとりも指示されます。

【目安】学習期間1年間、費用100万円程度(※専門学校の場合)こんな勉強

 学科の勉強の中心となるのは「飲料一般」の分野になります。
 ここでは、食品に関する詳細な知識、西洋料理に使用される食材、調理法、ワインなどの飲料の種類と特徴、宴会の種類と運営方法、フレンチや英国風などのレストランサービスのスタイルを勉強することになります。
 実技では、接客マナーとテーブルサービスの全般にわたって修得しておく必要があります。とりわけ、料理や飲料のサービスの仕方については、3級ではパンやサラダを取り分ける程度ですが、1級ではメインディッシュのデクパージュ(切り分け)やワゴンサービスなど、上位級にいくほど凝った内容になっていきます。
 実務経験者の場合は、協会から出されているテキストや実技マニュアルを参考にしながら勉強を進めることができます。
 なお専門学校の場合は、レストランサービスのほかに、ホテルマンやブライダルコーディネーターの勉強も併せて、2年制のカリキュラムを設けているケースが多いようです。

参考書・問題集
  Amazon(本)

試験概要

◆主催団体
  一般社団法人 日本ホテル・レストランサービス技能協会
◆試験科目
●学科試験:食品衛生及び公衆衛生/料飲一般/レストランサービス/食文化/施設の管理等/苦情への対応/関係法規/安全衛生
●実技試験:レストランサービス作業(接客マナー・テーブルサービス)/ワゴンサービス
※学科試験の試験科目は各試験級共通。実技試験のワゴンサービスは1級のみ対象。
◆合格基準
●学科試験:各試験級とも60%以上の得点
●実技試験:各試験級とも60%以上の得点
◆合格率
各試験級とも、学科・実技それぞれ50~90%程度


 
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