核燃料取扱主任者

核燃料の取扱いを保安監督する国家資格です。

職種・業界:

核燃料

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 1月中~下旬
試験実施日: 3月中旬の2日間
合格発表日: 5月下旬
受験地  : 東京
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★★☆  こんな資格

 使用済核燃料から、ウランやプルトニウムを再処理加工する加工事業者や再処理事業者は、核燃料の使用に関して保安の監督をさせるために、核燃料取扱主任者を選任しなければならないことが、原子炉等規制法で決められています。
 核燃料取扱主任者になるには、国家試験に合格する必要があり、試験は誰でも受験できますが、理数系国家試験の中では原子炉主任技術者試験と並ぶ難関試験の部類に入ります。
 なお、使用済核燃料貯蔵事業者は使用済燃料取扱主任者を、廃棄事業者は廃棄物取扱主任者を、それぞれ核燃料取扱主任者の有資格者の中から選任することになっています。

【専門性】知識★★★  こんな試験

 全問記述式の筆記試験になります。
 専門職大学院で原子力工学の専攻課程を修了している場合は、事前審査の結果によっては、筆記試験の一部免除を受けることもできます。
 また、第1種放射線取扱主任者試験の合格者は、「放射線の測定及び放射線障害の防止に関する技術」の科目が免除されます。

【目安】費用10~20万円程度こんな勉強

 核燃料の化学的・物理的性質や臨界、放射線の測定・管理といった専門領域になりますので、理工系の素養は必須です。
 電力会社に就職して資格をめざす方が大半ですが、参考書や問題集が市販されていませんので、分野ごとに専門書を選定して自学自習する必要があります。
 このほか、日本原子力研究開発機構では、核燃料取扱主任者受験講座を実施しています。

試験概要

◆主催団体
  原子力規制委員会
◆試験科目
(1)核燃料物質に関する法令/(2)核燃料物質の化学的性質及び物理的性質/(3)核燃料物質の取扱いに関する技術/(4)放射線の測定及び放射線障害の防止に関する技術
◆合格基準
各科目とも、60%以上の得点
◆合格率
10~40%程度


 
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