毛筆書写検定

筆文字の技能を評価する資格です。

職種・業界:

毛筆

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 試験実施日の概ね2~3週間前まで
試験実施日: 6・11・1月の日曜日
合格発表日: 試験実施日の概ね1ヵ月後
受験地  : 全都道府県
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★☆☆こんな資格

 筆文字の美しさを認定する、文部科学省後援の民間資格です。
 試験は、5・4・3・2・準1・1級の6つの試験級に分かれていて、5級では小学校5年生の教育漢字の筆順なども出題されますが、上位級になるに従って試験課題が難しくなり、また文字を書くスピードも求められます。受験資格に制限はなく、誰でも、またどの試験級でも受験することができます。
 なお毛筆書写検定と同様に、「ペン字」に関する硬筆書写検定も年3回、6つの試験級で実施されています。
 筆文字は宛名書きやのしの表書きなど、社会生活に限らずビジネスシーンにおいてもアピールできる技能です。また技能を磨くことで、筆耕(表書きの請負い)や書道教室の開業も夢ではありません。

【専門性】知識★☆☆ 技能★★☆ こんな試験

 試験は実技問題と理論問題で構成され、実技問題は書写で、理論問題は筆順や誤字訂正など知識を試す問題になります。各試験級とも同時に実施されますので、異なる試験級の併願受験はできません。
 3級以上では実技・理論それぞれについて合格基準が設けられており、どちらか一方のみ合格の場合は、次回と次々回に限り合格科目の受験は免除されます。

【目安】費用1~3万円(※2級の場合)こんな勉強

 筆・墨(すみ)・硯(すずり)・下敷きなどの道具を揃えて、日本書写技能検定協会の公式の手引書や、市販の問題集などを使いながら自学自習するのが、一般的な勉強のスタイルになります。
 ただし準1級以上では、草書の読みや、古典の作者を問う理論問題など、学校で学んだ知識だけでは不十分な問題も出題されますので、書道教室で先生について学んだり、通信講座を利用するのも有意義な勉強方法です。
 墨の香は心を鎮めてくれますし、練習を積むことによって、上達が目に見えるのが、毛筆書写の楽しさです。

参考書・問題集
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通信講座
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  スクール
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試験概要

◆主催団体
  一般財団法人 日本書写技能検定協会
◆試験内容(※2級の場合)
●実技問題
楷書・行書(漢字3字)/漢字かな交じり文字(30字)/漢字の臨書/かなの臨書/短歌や俳句/掲示文(6~7行)
●理論問題
旧字体と書写体を常用漢字の字体で書く/草書を熟語で読む、文字の歴史、書道史/筆順・誤字訂正
◆合格基準
●5級:実技・理論合わせて、300/500点以上の得点
●4級:実技・理論合わせて、400/600点以上の得点
●3級:実技が415/600点以上、理論が275/400点以上の得点
●2級:実技が475/600点以上、理論が295/400点以上の得点
●準1級:実技が515/600点以上、理論が305/400点以上の得点
●1級:実技が535/600点以上、理論が315/400点以上の得点
◆合格率
5・4級:80%以上、3級:70%程度、2級:50%程度、準1級:20%程度、1級:10%程度


 
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