DTP検定
DTP制作を3つのジャンルに分けて能力評価する資格です。
職種・業界: | 広告・制作・編集に関する資格 |
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資格の種類: | 民間資格 | |
試験方法 : | CBT・WBT | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | 随時 | |
試験実施日: | 随時 | |
合格発表日: | 随時(試験終了時) | |
受験地 : | 全都道府県 | |
取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効(2年ごとに継続手続あり) |
【メリット】社内評価★☆☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★☆☆こんな資格
DTP(コンピュータによる印刷物制作)の世界では、基本ソフトはマッキントッシュが主流で、クォークやイラストレーターなどのDTP専用のアプリケーションソフトが用いられています。また簡易な印刷物は、ワードなどの文書作成ソフトで版下データを作成する場合もあります。こうしたDTP制作の業務能力を評価するのが、DTP検定です。
評価は、Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種の3つの分野で行われます。Ⅰ種は雑誌・書籍・パンフレットなど、商業印刷物の制作に携わるDTPデザイナーやDTPオペレーターが対象です。Ⅱ種は商業印刷物の工程管理に携わる出版編集者や制作プロダクションの責任者、広告制作ディレクターや企業の広告担当者などが対象です。そしてⅢ種は、企画書や販促チラシなどのドキュメント作成に携わる、ビジネスパーソン全般が対象になります。
なお、ソフトのバージョンアップなどに対して技能レベルを維持するために、試験合格者は、2年ごとにWBT(オンラインでの試験)で資格を維持します。
【専門性】知識★☆☆ 技能★☆☆ こんな試験
試験は、全国の試験センターにおいて、CBT方式(コンピュータを使った試験方式)で行われます。
Ⅰ種では、パンフレットの作成手順やレイアウトなどの課題が与えられ、マッキントッシュのプラットホーム上で、クォーク・イラストレーター・フォトショップの定番3ソフトの操作技能が試されます。またDTPに関する専門用語や、DTPのプログラミング言語であるポストスクリプトの基本知識も問われます。
Ⅱ種では、雑誌誌面づくりなどの制作ディレクションの課題が与えられます。コンセプトワークからデータの作成・受け渡し方法などの業務設計まで、DTP制作の工程管理に必要な知識が試されます。
Ⅲ種では、チラシ制作などの課題が与えられ、ワードを使ってのレイアウトや配色などの知識・技術が試されます。
【目安】費用2~40万円こんな勉強
Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種とも、公式ガイドブックや過去問題集で勉強できますが、ソフトの操作技能については、実際の操作を通じて覚えなければ身につきません。
Ⅲ種はワードの操作になりますので問題ありませんが、Ⅰ種・Ⅱ種はDTP専用ソフトの操作方法を覚える必要があります。
とりわけⅠ種についてはDTPの定番3ソフトの操作技能が試されますので、DTP制作業務に携わっていれば独学でも習得可能ですが、未経験者の場合は、スクールや通信教育でDTP制作の講座を受講することをお薦めします。
DTP制作の基本的な表現方法を勉強することによって、誰でも美しい印刷物を簡単に作れるようになる楽しさがあります。
参考書・問題集
Amazon(本)
試験概要
◆主催団体
㈱ボーンデジタル
◆試験科目
●Ⅰ種:プロフェッショナルDTP(DTP制作のセンス・技術・知識)
●Ⅱ種:ディレクションDTP(DTPワークのマネジメント力)
●Ⅲ種:ビジネスDTP(ビジネスドキュメント制作の技術・知識)
◆合格基準
I・II・III種ともに80%以上の得点
◆合格率
Ⅰ種:40%前後、Ⅱ種:50%前後、Ⅲ種:70%前後
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