キャリアコンサルタント
キャリアコンサルティングの国家資格です。
職種・業界: | 人事・労務に関する資格 |
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資格の種類: | 国家資格(名称独占資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(記述・論述あり) , 面接・口述試験あり | |
受験資格 : | 実務要件あり , 研修修了・講習会参加など | |
受験申込日: | [5月試験]:3月下旬~4月上旬 [8月試験]:6月中~下旬 [11月試験]:9月中旬~10月上旬 [2月試験]:12月中旬~1月上旬 |
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試験実施日: | [5月試験]:5月下旬 [8月試験]:8月下旬 [11月試験]:11月下旬 [2月試験]:2月下旬 |
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合格発表日: | 試験実施日の概ね1ヵ月後 | |
受験地 : | 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・沖縄 | |
取得方法 : | 試験合格後に登録 | |
有効期限 : | 5年間(所定の講習受講により更新) |
【メリット】社内評価★☆☆ こんな資格
転職や再就職の相談、キャリア形成の相談、学生の進路相談など、キャリア・コンサルティング(もしくはキャリア・カウンセリング)に関する資格で、平成28年に新設された国家資格になります。
同様の国家資格に、「キャリア・コンサルティング技能士」がありますが、キャリア・コンサルティング技能士がスキルレベルの認定であるのに対して、「キャリアコンサルタント」は一定のスキルレベル(=標準レベル)を認証する名称独占資格になります。
したがって、「キャリアコンサルタント」の名称でキャリア・コンサルティングを行うには、資格取得が必須となります。
試験を受けるには、キャリア・コンサルティングに関する3年以上の実務経験か、もしくは厚生労働大臣が「標準レベル」として認定した民間の講習課程を修了することが要件となります。このほか、キャリア・コンサルティング技能検定の学科もしくは技能試験に合格している場合も受験が可能です。
キャリア・コンサルティングの業務を行う、人材派遣会社や人材紹介会社、一般企業の人事・教育部門、学校の進路指導部などで、アピールできる資格です。
【専門性】知識★☆☆ 技能★☆☆ こんな試験
試験は毎回、学科試験と実技試験が行われます。
学科試験は、4肢択一のマークシート試験で、問題数は50問、試験時間は100分です。
実技試験は、学科試験と同じ試験日に行われる論述試験と、学科試験の1~2週間後に行われる面接試験から成ります。
論述試験は、逐語記録を読んで設問に解答する記述試験で、問題数は1~2問、試験時間は50分です。
面接試験は、キャリアコンサルティングのロールプレイが15分程度、試験官からの質問に応える口頭試問が5分程度です。
学科試験、実技試験ともに所定の基準をクリアすることが、試験合格の基準となります。
【目安】費用5~30万円こんな勉強
3年以上の実務経験がある場合は、「キャリア・コンサルティング技能検定」の参考書や問題集が市販されていますので、これらを用いて独学で勉強することもできます。
なお、この場合の実務経験とは、相談者の求めに応じて行う相談業務であって、会社の業務指示のもとに行う入社面接や部下面接は該当しませんので、注意が必要です。
3年以上の実務経験がない場合は、「標準レベル」の認定を受けている民間の講座を受講修了することが近道です。
参考書・問題集
Amazon(本)
通信講座
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スクール
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試験概要
◆主催団体
厚生労働省
試験実施は、NPO法人 日本キャリア開発協会、およびNPO法人 キャリア・コンサルティング協議会
◆試験科目
[学科試験]:職業能力開発促進法その他関係法令/キャリアコンサルティングの理論/キャリアコンサルティングの実務/キャリアコンサルティングの社会的意義/キャリアコンサルタントの倫理と行動
[実技試験]:論述試験/面接試験(ロールプレイ・口頭試問)
◆合格基準
[学科試験]:70%以上の得点
[実技試験]:論述試験で40%以上、面接試験の評価区分のうち「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」のいずれにおいても40%以上、かつ全体で60%以上の得点
◆合格率
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キャリアコンサルタント |
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