中小企業診断士
経営コンサルタントへの登竜門となる国家資格です。
職種・業界: | 経営・会計・財務に関する資格 |
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資格の種類: | 国家資格(認定資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(記述・論述あり) , 面接・口述試験あり | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | 5月上~下旬 | |
試験実施日: | [1次試験]:8月上旬の土日2日間 [2次試験]筆記:10月中旬の日曜日 [2次試験]口述:12月中旬の日曜日 |
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合格発表日: | [1次試験]:9月上旬 [2次試験(最終)]:1月上旬 |
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受験地 : | 札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡 | |
取得方法 : | 試験合格後に登録 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★★★ 独立開業★★☆ こんな資格
中小企業診断士は、中小企業に経営診断やアドバイスをする専門家です。一定能力の有資格者を、経済産業大臣が登録して選定しやすくすることにより、中小企業の経営を国がサポートしようというのがねらいです。
中小企業診断士の仕事は、国や地方自治体が行う公的な中小企業支援業務と、企業から依頼を受けて行うコンサルティング業務に大きく分かれます。経営管理に関する総合的な知識や能力の証にもなるため、今の仕事に生かしながらキャリアアップやキャリアチェンジをはかりつつ、いずれは独立開業もめざせるというのが、この資格の大きな魅力です。
なお中小企業診断士として経済産業大臣の登録を受けるには、試験合格後3年以内に診断実務の従事または実務補修の受講が必要で、登録は5年毎の更新となります。
【専門性】知識★★☆ こんな試験
経営管理の総合的な知識と、経営診断・助言の実務的な能力が試されます。
1次試験は、経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理(オペレーション・マネジメント)、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策の全7科目について多肢選択問題が出題されます。
1次試験合格者は、合格年度とその翌年度の2回に限り第2次試験を受験することができます。また、1次試験では科目合格が認められており、科目合格者は翌年度と翌々年度に限り合格科目が免除されます。
2次試験は、「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例」について筆記試験が4科目出題されます。筆記試験合格者には「中小企業の診断及び助言」について筆記試験の事例を交えた個別面接形式の口述試験が行われ、最終的な合否判定が行われます。
【目安】学習時間1,000時間、費用10~35万円こんな勉強
勉強する内容は、会社に就職して、新入社員・中堅社員から指導職、管理職、経営職へと出世するにつれて必要になる内容です。また、会社の中枢である経営企画室などのゼネラルスタッフ部門に求められる内容でもあります。
仕事の経験を通じて身につけた知識や実務は、ともすれば、その会社でしか通用しない偏った内容になりがちですが、どこの会社へ行っても通用するような理論的で標準的な知識や実務を、あらゆる部門にわたって体系だてて勉強できる点が魅力です。
勉強が進むにつれて、今まで知らなかった業務の意味や、あやふやな理解しかなかった組織の仕組みや流れが見え始めるなど、仕事がわかるようになる喜びがあります。
参考書・問題集
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通信講座
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スクール
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試験概要
◆主催団体
一般社団法人 中小企業診断協会
◆試験科目
●1次試験
(1)経済学・経済政策/(2)財務・会計/(3)企業経営理論/(4)運営管理(オペレーション・マネジメント)/(5)経営法務/(6)経営情報システム/(7)中小企業経営・中小企業政策
●2次試験
[筆記試験]:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例(事例Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ)
[口述試験]:中小企業の診断及び助言に関する能力の個人面接
◆合格基準
●1次試験
各科目とも概ね40%以上、かつ全体で概ね60%以上の得点
●2次試験
[筆記試験]:Ⅰ~Ⅳの各科目とも概ね40%以上、かつ全体で概ね60%以上の得点
[口述試験]:概ね60%以上の評定
◆合格率
●1次試験:20%前後
●2次試験:20%前後
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中小企業診断士 |
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