気象予報士

予報業務を行う気象会社に必置の国家資格です。

職種・業界:

気象予報士

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: [8月試験]:5月下旬~6月上旬
[1月試験]:11月中旬~12月上旬
試験実施日: [8月試験]:8月下旬の日曜日
[1月試験]:1月下旬の日曜日
合格発表日: [8月試験]:10月上旬
[1月試験]:3月上旬
受験地  : 札幌・仙台・東京・大阪・福岡・那覇
取得方法 : 試験合格後に登録
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★★☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★★★こんな資格

 天気予報は、気象庁の観測データをもとに、気象会社がこれから起こる大気の現象を予測して予報しています。この「現象の予測」が気象予報士の仕事です。気象会社は、業務割合に応じた一定人数の気象予報士を置き、現象の予測を気象予報士にさせなければならいことが、法律で義務づけられています。
 風雨・降雪・気温など天気が業績に影響をおよぼす企業は、局地的な「現象の予測」を気象会社に依頼しています。気象予報士の専門知識は、気象会社に就職して生かすのが一般的ですが、こうした天気と関わりが深い企業に就職して生かす道もありますし、もちろん、海や山のレジャーなどプライベートにも生かせる点が大きな魅力です。

【専門性】知識★★☆  こんな試験

 学科(一般知識)・学科(専門知識)・実技の3科目それぞれに合格基準が設けられています。学科科目は科目合格が認められていて、合格後1年以内に実施される試験(=2回の試験)で合格科目の受験が免除されます。
 学科(一般知識)は、大気の構造、大気の熱力学、降水過程、大気における放射、大気の力学、気象現象、気候の変動、気象業務法その他の法規、から5肢択一問題が出題されます。
 学科(専門知識)は、観測の成果の利用、数値予報、短期予報・中期予報、長期予報、局地予報、短時間予報、気象災害、予想の精度の評価、気象の予想の応用、から5肢択一問題が出題されます。
 実技は、台風や爆弾低気圧のような気象災害を引き起こす気象現象について2問出題されます。現在の気象概況と天気図や観測データが与えられ、そこから読み取れる気象概況の変動や、局地的な予報、災害への対応方法などを記述式で解答します。

【目安】学習時間1,000時間、費用5~30万円こんな勉強

 学科(一般知識)では、気象のさまざまな現象を、大気を中心にした自然のメカニズムから検証していきます。高校の地学の気象を、さらに深めた内容です。ボイル・シャルルの法則など、基本的な物理の定理や数式も登場しますので、理系の素養があると有利です。
 学科(専門知識)では、観測データからどのようにして未来の予測を行うかを学びます。地上から高層までの大気の状態が、時間とともに移り変わっていくさまを、3次元・4次元のイメージを持ちながら予測していきます。
 そして、これらの学科の知識をもとにして、実際に現象を予測するのが実技になります。天気図や衛星画像の見方なども習得していきますので、毎日の天気予報が楽しくなってきます。

参考書・問題集
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通信講座
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スクール
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試験概要

◆主催団体
  一般財団法人 気象業務支援センター
◆試験科目
(1)学科(予報業務に関する一般知識)
(2)学科(予報業務に関する専門知識)
(3)実技
◆合格基準
各科目とも概ね70%以上の得点
◆合格率
5%前後


 
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