通関士
貿易の要となる通関業者に必置の国家資格です。
職種・業界: | 法務・総務に関する資格 |
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資格の種類: | 国家資格(設置義務資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(マークシートのみ) | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | 7月下旬~8月中旬 | |
試験実施日: | 10月上旬の日曜日 | |
合格発表日: | 11月下旬 | |
受験地 : | 札幌・仙台・新潟・東京・横浜・静岡・名古屋・大阪・神戸・広島・福岡・熊本・那覇 | |
取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★★☆ 社会生活★☆☆ こんな資格
輸出や輸入を行うには、税関を通すこと(=通関)が必要になります。この通関手続は、輸出者や輸入者から依頼を受けた通関業者が代行しますが、具体的な手続となる輸出申告書や輸入納税申告書の作成・提出業務は、通関士を置いて行わせなければならないと、法律で義務づけられています。
通関士は、通関業者に籍を置いて輸出入通関業務を行う専門職ですが、商社・貿易会社・メーカー・小売業など、海外との取引を行うさまざまな業界においても、その専門知識を生かすことができます。また、海外ネット通販など個人輸入に役立つ知識であることも、魅力の一つです。
なお通関士として仕事をするには、試験合格後に仕事先を通じて税関長の確認を受ける必要があります。
【専門性】知識★★☆ こんな試験
試験では、通関士や通関業者のことを定めた通関業法、輸出入通関と関税について定めた関税法等、そして輸出入申告書の作成などに関する通関実務の3つの科目に分けて出題され、それぞれの科目に合格基準が設けられています。
解答はすべてマークシート方式ですが、関税額などを計算する問題は、各位ごとの0から9までの解答欄をマークする方式ですから、実質は計算結果を記述するのと一緒です。また選択式問題は、通常の語群選択による穴埋問題のほかに、5つの選択肢から複数を選択する複数選択問題があるなど、独特の問題形式がとられています。
【目安】学習時間500時間、費用5~25万円こんな勉強
法律や英語の素養は、あればそれにこしたことはないですが、なくても十分勉強できます。
普段はあまり馴染みのない専門的な内容に思われがちですが、勉強をしだすと、貿易がどのような流れや方法で行われているのか、輸入品の関税額がどのように決まるのかなど、意外に身近にありながら今まで知らなかったことが見えてくる喜びがあります。
勉強のクライマックスは、輸出申告書や輸入納税申告書の作成ですから、これから通関士になるつもりで勉強を続けることが、モチベーションの維持につながります。
参考書・問題集
Amazon(本)
通信講座
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スクール
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試験概要
◆主催団体
税関(財務省)
◆試験科目
(1)通関業法/(2)関税法等/(3)通関実務
◆合格基準
各科目とも概ね60%以上の得点
◆合格率
7~10%
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