ほんやく検定(JTF)
実務翻訳のレベルを認定する資格です。
職種・業界: | 国際関連(英語・実務)に関する資格 |
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資格の種類: | 民間資格 | |
試験方法 : | CBT・WBT | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | 試験日の概ね3ヵ月前~5日前 | |
試験実施日: | 7月・1月の第4土曜日 | |
合格発表日: | 試験日の概ね2ヵ月後 | |
受験地 : | 在宅試験 | |
取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★★☆ 独立開業★☆☆ こんな資格
英語⇔日本語の翻訳のレベルを測る民間資格です。
初級者向けの基礎レベルと、実務者向けの実用レベルの検定試験があります。基礎レベルは5・4級の2つの試験級から成ります。実用レベルは英日翻訳と日英翻訳のそれぞれについて、「政経・社会」「科学技術」「金融・証券」「医学・薬学」「情報処理」「特許」の6つの専門分野について行われ、成績に応じて3・2・1級と不合格の判定になります。
翻訳の仕事は、企業内での翻訳業務もありますが、派遣翻訳やフリーランスでの就業スタイルが多く、女性の在宅ワーカーが多いのも特徴です。なお、2級以上の合格者は、JTF(日本翻訳連盟)のホームページにプロフィールを載せることができ、加盟翻訳会社からの仕事を受けることもできます。
【専門性】知識★★☆ 技能★★☆ こんな試験
試験は、すべてWBT(インターネットを使った試験方式)で行われ、自宅のパソコンでの受験が可能です。
実際の翻訳業務と同様に、電子辞書の使用やネット検索も自由です。
基礎レベルの試験問題は、ほぼ高校卒業までに学習する英単語で構成されていて、5級では英文読解能力と正しい日本語の表現能力、4級では日英翻訳が加わり英語の表現能力も判定基準となります。
実用レベルは、6つの各専門分野の翻訳業務において、3級は実務で一応通用する翻訳能力があると認められるレベル、1級はスペシャリストと認定できるレベル、2級は3級と1級の中間の評価になります。
5級と4級や、「政経・社会」分野と「科学技術」分野など、併願受験も可能です。
【目安】費用1~30万円程度(※基礎レベルの場合)こんな勉強
翻訳の職業をめざすのであれば、一般的には、まず英検2級・TOEIC®600点レベルの英語の素養が必要と言われています。翻訳の世界への入口は基礎レベルの5級・4級ですが、JTFのオフィシャル教材や過去問題集を使って独学で勉強することもできますし、翻訳のスクールに通う方法や通信講座を利用する方法もあります。
実用レベルになると、各分野の専門用語や業界事情にも精通する必要がありますし、技術翻訳などは極めて専門的な世界ですから、常に研さんする姿勢が求められます。
参考書・問題集
Amazon(本)
試験概要
◆主催団体
一般社団法人 日本翻訳連盟
◆試験の種類
●基礎レベル5級(英日翻訳)
●基礎レベル4級(英日翻訳・日英翻訳)
●実用レベル英日翻訳
●実用レベル日英翻訳
※実用レベル試験は、「政経・社会」「科学技術」「金融・証券」「医学・薬学」「情報処理」「特許」の6分野から1分野を選択
◆合格基準
各試験の判定基準による
※基礎レベルは合否判定、実用レベルは1級・2級・3級・不合格の判定
◆合格率
5級:51%、4級:47%
英日翻訳:3級24%、2級3%、1級1%
日英翻訳:3級21%、2級5%、1級1%
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ほんやく検定(JTF) |
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