ケアマネジャー
介護保険制度の中心的役割を担う公的資格です。
職種・業界: | 介護・福祉・保健・心理に関する資格 |
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資格の種類: | 公的資格 | |
試験方法 : | 筆記試験(マークシートのみ) | |
受験資格 : | 実務要件あり | |
受験申込日: | 5月~7月下旬 ※各都道府県によって異なる |
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試験実施日: | 10月下旬の日曜日 ※全都道府県統一日程 |
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合格発表日: | 12月上旬 | |
受験地 : | 全都道府県 | |
取得方法 : | 試験合格・研修修了後に登録 | |
有効期限 : | 生涯有効 ※就業に必要な介護支援専門員証は 5年毎の更新 |
【メリット】社内評価★★☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★☆☆こんな資格
介護支援専門員(ケアマネジャー)は、要介護・要支援の認定を受けた高齢者とその家族が必要な介護保険サービスを受けられるように、ケアプランの作成、サービス事業者との連絡・調整、プラン実施後のフォローアップを行います。
ケアマネジャーは、保健・医療・福祉の各専門分野にまたがる総合的な知識が必要です。このため、保健師・看護師・介護福祉士などの各専門職を5年以上経験した者、もしくは介護職を10年以上経験した者が、所定の介護支援専門員実務研修を受講修了してケアマネジャーとなります。そして、この介護支援専門員実務研修を受講するためには、まず資格試験(介護支援専門員実務研修受講試験)に合格しなければなりません。
ケアマネジャーの職場でもっも多いのは、ケアマネジャーの設置が義務づけられている居宅介護支援事業所や介護保険施設です。そのほか、グループホーム・有料老人ホームなどの介護サービス事業者、在宅介護支援センターなどの公的機関、福祉用具販売などの民間企業と活躍のステージはさまざまです。また、居宅介護支援事業所については法人組織にするなどの所定の要件を満たせば独立開業も可能です。
【専門性】知識★☆☆ こんな試験
試験は午前中に[介護支援分野]が、午後に[保健医療福祉サービス分野]が実施され、各分野とも概ね70%以上の正答率が合格の基準となります。試験問題は、5肢選択のマークシート問題です。
また実務経験に応じて、[保健医療福祉サービス分野]の中の該当分野が免除されます。例えば保健師や看護師などの医療系の専門職の場合は「保健医療サービスの知識等(総合)」が、介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士の福祉系専門職の場合は「福祉サービスの知識等」が免除となります。なお、介護職10年以上の実務要件で受験する場合は免除はありません。
介護保険法が制定された当初は、合格率が40%を超える合格しやすい試験でしたが、ケアマネジャーの要員の増加とともに試験は難化傾向にあります。
【目安】費用3~15万円こんな勉強
勉強する内容は、介護・医療・福祉の3つに大きく分かれ、受験資格者は、このうちの1つに関しては予め素養を持ち合わせていますので、残りの2分野をいかにマスターするかが課題になります。
内容的には、理解に苦しむような難問が出題される試験ではありませんので、参考書などで基本をしっかりと勉強し、あとは過去問演習を繰り返しながら解法のコツや勘どころを押さえ、知識として定着させていくような一般的な受験勉強になります。
仕事をしながら勉強を続けるのは根気のいることですので、参考書を使った自学自習に自信がない場合は、スクールや通信講座を利用すれば基本の理解がスムーズに進み、勉強も効率的にはかどります。
参考書・問題集
Amazon(本)
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通信講座
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スクール
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試験概要
◆主催団体
各都道府県
※試験問題作成は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
◆試験科目
●介護支援分野
介護保険制度の基礎知識/要介護認定等の基礎知識/居宅・施設サービス計画の基礎知識等
●保健医療福祉サービス分野
保健医療サービスの知識等(基礎)/保健医療サービスの知識等(総合)/福祉サービスの知識等
◆合格基準
●介護支援分野:概ね70%以上の得点
●保健医療福祉サービス分野:概ね70%以上の得点
◆合格率
概ね20%前後