トリマー
犬の美容師の知識・技能を認定する資格です。
職種・業界: | ファッション・癒し・余暇に関する資格 |
|
---|---|---|
資格の種類: | 民間資格 | |
試験方法 : | 技能試験あり | |
受験資格 : | 年齢要件あり | |
受験申込日: | 試験日の概ね1ヵ月前まで | |
試験実施日: | 年1回(実施地区によって異なる) | |
合格発表日: | 試験日の概ね半月後 | |
受験地 : | 全国14地区 | |
取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★☆☆ 独立開業★☆☆ こんな資格
犬の毛の刈込み(=トリミング)やブラッシング・シャンプーなどの手入れ、爪切りや耳掃除など、トリマーのしごとに必要な知識と技能を認定する資格で、C・B・A級と教士・師範の5つ試験級があり、C級から順にステップアップ方式で取得していきます。
まずC級試験を受けるには、18歳以上の年齢で、かつジャパン ケネル クラブ(JKC)の会員として2年以上の在籍期間が必要になります。さらにB級・A級とステップアップするには、下位級合格後一定の年数が必要になります。有資格者の大半は、JKC公認のトリマー養成機関となっている専門学校に入学して受験するケースで、その場合は、所定の課程修了後にC級を受験でき、B級・A級の受験に要する年数も短縮されます。
トリマーのしごとは、資格がなければ業務ができないといった免許制ではありませんが、ペットショップやペットサロンで働くには資格は必須となっていて、なかでも由緒あるJKCのトリマー資格は業界の認知度も高く、就転職やキャリアアップに有利です。
また、しごとを通じて技能を磨き、JKC主催のトリミング競技会で優秀な成績をおさめ、教士や師範の上級資格を取れば、独立開業や専門学校での教職も夢ではありません。
【専門性】知識★☆☆ 技能★☆☆ こんな試験
筆記試験と実技試験が行われ、合格するには、それぞれに一定基準の得点が必要になります。
筆記試験では、犬種に応じたトリミングの技術以外に、犬以外の猫などのペットも含めた病気や健康管理・飼養管理に関する知識も問われます。
実技試験は、プードルやビション・フリーゼなどの指定犬のトリミングを行います。モデル犬とトリミング用具は受験者の持参となり、試験前に規程に沿っているかどうかのチェックが行われます。A級試験では、プードルの場合はイングリッシュサドル・クリップなどのプードル独特のシザリング(刈込み)の方法が指定されます。
【目安】学習期間2年間、費用150万円程度(※2年制専門学校の場合)こんな勉強
専門学校で学ぶ方法と、独学で学びながら試験を受ける方法があります。
独学の場合は、協会発行の『最新ドッググルーミングマニュアル』がテキストとなりますが、実技試験に関しては、ペットサロンなどで働きながら技能を磨く必要があります。
専門学校は一般的には2年制で、トリミングに必要な知識や技術のほかに、ドッグショーで必要なハンドリングの技術や、しつけ・訓練、ドッグマッサージ、獣医衛生学などについても学びます。
2年制の専門学校でもB級までは取得が可能ですが、さらに2年間の上級課程が設けられていてA級までめざせる学校もあります。
通信講座
[BrushUP学び]で探す(トリマーの通信講座)
スクール
[BrushUP学び]で探す(トリマーのスクール)
試験概要
◆主催団体
一般社団法人 ジャパン ケネル クラブ
◆試験科目
●筆記
●実技(カット)
◆合格基準
筆記・実技ともに70%以上の得点
◆合格率
C級:90%程度