パン製造技能士

パン職人の技能を認定する資格です。

職種・業界:

パン職人技能士

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 9月下旬~10月上旬
試験実施日: [学科]:1月下旬~2月中旬
[実技]:11月下旬~2月下旬の指定日
合格発表日: 3月中旬
受験地  : 全国28地区
※2・1級の場合
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆  こんな資格

 厚生労働省の技能検定制度の中の、「パン製造」の職種に関する技能士資格です。
 資格試験は、中級技能者レベルの2級、上級技能者レベルの1級、管理・監督者レベルの特級の3段階があり、合格すると技能士の称号が与えられます。
 受験をするには、2級は2年以上、1級は7年以上、特級は1級合格後5年以上の実務経験が必要ですが、専門学校や職業訓練所などでパンづくりに関する課程を修了していれば実務要件が緩和され、2級の場合であれば実務経験がなくても受験が可能です。また2級合格者であれば、2級合格後2年以上の実務経験で1級を受験できます。
 パン職人としての技能向上や、開業時の技能証明に有効な資格です。なお食関連の技能士資格には、ほかに「菓子製造」や「ハム・ソーセージ・ベーコン製造」などがあります。

【専門性】知識★☆☆ 技能★★☆ こんな試験

 学科試験と実技試験から成ります。
 学科試験は、2・1級は○×式と4肢択一式、特級は5肢択一式のマークシート試験です。
 実技試験は、2・1級は食パンづくりの作業試験、特級はパンの製造管理にまつわる状況判断や原価計算などを試すペーパーテストになります。
 学科・実技のいずれか一方のみ合格の場合は、次回以降の試験では合格した試験の受験が免除されます。なお特級については、5年間(5回)に限り免除となります。

【目安】費用3~40万円こんな勉強

 2・1級の実技試験は、小麦粉などの材料を選定して分量をはかり、パン生地をこねて発酵・焼成し、山形食パンを作る作業になります。パンづくりのしごとを通じて修得できる内容ですので、あとは学科試験対策を行えば、独学での試験合格も可能です。
 ただし、学科対策の市販の参考書がありませんので、関連書籍などを参考にしながら勉強することになります。
 初心者の場合や、勤務先のベーカリーの了解が得られる場合は、各都道府県の職業訓練施設で勉強するのが効率的です。1年間をかけて、食品に関する基本的な知識から、パンやお菓子づくりの技術を身につけることができます。修了後は、2級受験の際の実務経験が不要になるほか、学科試験の免除や、将来は職業訓練指導員をめざすことも可能になります。

試験概要

◆主催団体
  中央職業能力開発協会
◆試験科目
●2級
[学科]:食品一般/パン一般/パン製造法/材料/関係法規/安全衛生
[実技]:パン製造作業(材料の選定、生地の調整・発酵・加工、熱加工、仕上げ、製品検査)
●1級
[学科]:食品一般/パン一般/パン製造法/材料/関係法規/安全衛生
[実技]:パン製造作業(材料の選定、生地の調整・発酵・加工、熱加工、仕上げ、製品検査、積算及び見積り)
●特級
[学科]:工程管理/作業管理/品質管理/原価管理/安全衛生管理及び環境の保全/作業指導/設備管理/パン製造に関する現場技術
[実技]:工程管理/作業管理/品質管理/原価管理/安全衛生管理/作業指導/設備管理
◆合格基準
[学科試験]:65%以上の得点
[実技試験]:60%以上の得点
◆合格率
非公開


 
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