菓子製造技能士

菓子職人の技能を認定する資格です。

職種・業界:

菓子製造

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 9月下旬~10月上旬
試験実施日: [学科]:1月下旬の日曜日
[実技]:11月下旬~2月下旬
合格発表日: 3月中旬
受験地  : 全国33都道府県
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆  こんな資格

 厚生労働省の技能検定制度の中の、「菓子製造」の職種に関する技能士資格です。
 資格試験は、中級技能者レベルの2級と、上級技能者レベルの1級の2段階があり、それぞれ「洋菓子製造」と「和菓子製造」の2種類について行われ、合格すると技能士の称号が与えられます。
 受験をするには、2級は2年以上、1級は7年以上の実務経験が必要ですが、専門学校や職業訓練所などで菓子づくりに関する課程を修了していれば実務要件が緩和され、2級の場合であれば実務経験がなくても受験が可能です。
 菓子職人としての技能向上や、開業時の技能証明に有効な資格です。なお食関連の技能士資格には、ほかに「パン製造」などがあります。

【専門性】知識★☆☆ 技能★★☆ こんな試験

 学科試験と実技試験から成ります。
 学科試験は、○×式と4肢択一式の問題が出題されます。菓子製造法の科目は、洋菓子か和菓子のいずれかの選択になります。製菓衛生師試験の合格者は、食品一般と菓子一般の科目免除が受けられます。
 実技試験は、菓子作りの作業試験で、試験の約1ヵ月前に課題が公表され、課題にしたがって作業を進めます。標準時間内に作業が終わらない場合は、時間が増すごとに減点となります。
 学科・実技のいずれか一方のみ合格の場合は、次回以降の試験では合格した試験の受験が免除されます。 

【目安】費用3~40万円程度こんな勉強

 実技試験は、材料を配合して生地の仕込みを行い、成形・焼成して、洋菓子や和菓子を作る作業になります。菓子づくりのしごとを通じて修得できる内容ですので、あとは学科試験対策を行えば、独学での試験合格も可能です。
 ただし、学科対策の市販の参考書がありませんので、関連書籍などを参考にしながら勉強することになります。
 初心者の場合や、勤務先の了解が得られる場合は、各都道府県の職業訓練施設で勉強するのが効率的です。1年間をかけて、食品に関する基本的な知識から、パンやお菓子づくりの技術を身につけることができます。修了後は、2級受験の際の実務経験が不要になるほか、学科試験の免除や、将来は職業訓練指導員をめざすことも可能です。

通信講座
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試験概要

◆主催団体
  中央職業能力開発協会
◆試験科目
●2級
[学科]:食品一般/菓子一般/関係法規/安全衛生/菓子製造法
[実技]:菓子製造作業(材料の選定、生地の調整、成形加工、熱加工、仕上げ)
●1級
[学科]:食品一般/菓子一般/関係法規/安全衛生/菓子製造法
[実技]:菓子製造作業(材料の選定、生地の調整、成形加工、熱加工、仕上げ、製品検査、デザイン、積算および見積り)
※2級・1級とも、学科の菓子製造法と実技は、洋菓子か和菓子のいずれかを選択
◆合格基準
[学科試験]:65%以上の得点
[実技試験]:60%以上の得点
◆合格率
非公開


 
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