初生ひな鑑別師

ひよこを雌雄鑑別するプロ資格です。

職種・業界:

初生ひな鑑別師

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日:
試験実施日: 春と秋の年2回
合格発表日:
受験地  :
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】独立開業★☆☆  こんな資格

 生まれたばかりの鶏のヒナの、オス・メスを見分ける技術に関する資格です。
 鶏は、卵を産むメスと、鶏肉になるオスでは飼育方法が異なるため、早い時期に見分けて、養鶏場や飼料のムダをなくす必要があります。その雌雄鑑別のプロが「初生ひな鑑別師(しょせいひなかんべつし)」です。
 「初生ひな鑑別師」になるには、まず養成所で半年間の鑑別技術講習を受け、修了後は研修生としてふ化場で2~3年の鑑別研修を重ねた後、検定試験に合格しなければなりません。
 ヒナの鑑別には、指先の器用さや職人的な技術の習熟が求められるため、若いうちから始める必要もあって、養成所の入所資格には満25歳以下の年齢制限が設けられています。
 日本の「初生ひな鑑別師」の鑑別正確率は99.5%以上と言われており、海外でも高い評価を得ています。鑑別師のしごとは、基本的にはフリーランスの形態になりますが、日本国内は縁故が強く新人が仕事をするのは難しいこともあって、海外で活躍するケースが大半になります。

【専門性】技能★★★  こんな試験

 検定試験は、予備考査と高等考査があり、高等考査に合格すれば「初生ひな鑑別師」の資格取得となりますが、高等考査を受験するためには、まず予備考査に合格する必要があります。
 どちらの試験も、所定の時間内にヒナを雌雄鑑別する技能試験ですが、制限時間や鑑別するヒナの数、そして合否判定基準が異なります。
 予備考査は、卵用種のヒナ300羽を30分以内(100羽につき12分以内)で鑑別し、概ね92%以上の鑑別正確率で合格となります。
 高等考査は、卵用種300羽・肉用種100羽の合計400羽のヒナを36分(100羽につき10分以内)で鑑別し、合格基準となる鑑別正確率は概ね99%になります。

【目安】費用100万円程度(※養成所の講習受講料)こんな勉強

 養成所では、ヒナの雌雄鑑別の理論と技術のほか、養鶏全般についての勉強をします。
 講習期間は毎年4~8月までの5ヵ月間で、入所試験が2月中旬に実施されます。
 試験科目は、一般教養・適性試験・作文の学科考査と、面接考査、書類審査です。高卒以上で25歳以下であること、身体強健で視力1.0以上(矯正可)が入所資格です。

試験概要

◆主催団体
  公益社団法人 畜産技術協会
◆試験科目
ひな(卵用種・肉用種)の雌雄鑑別
◆合格基準
99%以上の鑑別正確率
◆合格率
非公開


 
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