助産師
出産にまつわる女性限定の国家資格です。
職種・業界: | 医療(専門職)に関する資格 |
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資格の種類: | 国家資格(業務独占資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(マークシートのみ) | |
受験資格 : | 学歴要件あり | |
受験申込日: | 11月下旬~12月中旬 | |
試験実施日: | 2月中旬の木曜日 | |
合格発表日: | 3月下旬 | |
受験地 : | 北海道・青森・宮城・東京・愛知・石川・大阪・広島・香川・福岡・沖縄 | |
取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★★☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★☆☆こんな資格
出産の介助や、出産前後の女性や生まれてきた新生児への保健指導を行う、女性限定の国家資格です。産婦人科の医師の診療補助だけではなく、医師の指示がなくても分娩介助ができる点が、看護師との大きな違いになります。
助産師になるには、看護師になるための3年間の養成課程を修業した後、さらに1年間の助産師養成課程を経て、助産師国家試験に合格する必要があります。看護師養成課程を修了して大学の助産師専攻科に編入するケースや、看護師になった後に1年制の助産師の専門学校に入学するケースなどがあります。
助産師の主な職場は産婦人科の病院やクリニックになります。少子高齢化で閉院する産婦人科も増えていますが、助産師自体は需要が多く、就職には困りません。また、助産所を開設したり、出張専門の助産師として独立開業することもできます。
【専門性】知識★☆☆ こんな試験
試験科目は、基礎助産学、助産診断・技術学、地域母子保健、助産管理の4科目で、一般問題と状況設定問題で構成されます。状況設定問題は、設定された状況から状況判断を行うケーススタディ形式の問題です。
午前と午後の2部構成で行われ、どちらも5肢択一などのマークシート形式の解答になります。
合格率は95%前後ですから、助産師養成課程での学習成果を確認する意味合いの試験、と言えます。
【目安】学習期間1年間、費用50~200万円こんな勉強
1年間の助産師養成課程で学ぶ内容は、国家試験の各科目に関する講義と実習になります。
その中心となる科目は助産診断・技術学で、講義以外に、模型を使っての学内実習や、病院や助産所での臨地実習に多くの時間を割きます。
臨地実習は、妊娠期・分娩期・産褥(産後)期の実習が中心で、1人の産婦を1ヶ月間継続的に受け持って援助するような内容になります。このほかに、小中高生を対象とした性教育などの健康教育実習や、保健所での地域母子保健実習もあります。
なお大学の場合は、1年制の助産師専攻科のほか、助産師養成課程を勉強する大学院を設置しているところも増えています。
参考書・問題集
Amazon(本)
スクール
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試験概要
◆主催団体
厚生労働省
◆試験科目
基礎助産学/助産診断・技術学/地域母子保健/助産管理
◆合格基準
全体で60%以上の得点
◆合格率
95%程度
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