医師

お医者さんの国家資格です。

職種・業界:

医師

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 11月中~下旬
試験実施日: 2月中旬の土・日・月曜日
合格発表日: 3月下旬
受験地  : 北海道・宮城・東京・新潟・愛知・石川・大阪・広島・香川・福岡・熊本・沖縄
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★★★ 独立開業★★★ 社会生活★★★こんな資格

 医師は、医療と保健指導を通じて、公衆衛生の向上・増進をはかる専門職です。医師免許がなければ、医療行為を業として行うことはできません。
 医師になるには、大学医学部の6年間の医学課程を修了し、医師国家試験に合格して厚生労働大臣の免許を受けなければなりません。
 大学卒業後は、大学病院などで2年間の研修医を経て、病院や診療所の勤務医となるのが一般的な進路になります。こうして臨床医としての経験を積みながら、いずれは自分のクリニックを開業できる点が、この資格の大きな魅力の一つです。
 また研修医を経ずに、大学にそのまま残って基礎研究を行う研究医や、一定規模以上の企業に義務づけられている産業医になる道もあります。そのほかにも、保健所などの公衆衛生関連や、医療保険、製薬やバイオ関連企業での研究開発、生命保険会社での審査などさまざまな分野で資格と専門性を生かすことができます。

【専門性】知識★★★  こんな試験

 試験の科目分けはされておらず、医師として必要な知識・技術・倫理を総合的に試す問題群がA問題~I問題まで9つあり、3日間にわたって実施されます。
 各問題は、「必修の基本的事項」「医学総論」「医学各論」の3つの区分で構成され、それぞれ一般問題と臨床実地問題が同数ずつ出題されます。
 「必修の基本的事項」は医療行為に必要な基本的知識、「医学総論」は主に全般的な医学的知識、「医学各論」は各疾患ごとの知識になります。
 すべてマークシート方式の問題ですが、5肢択一・5肢択二・5肢択三・多肢択一・計算問題などのバリエーションがあります。
 合格基準は、「必修の基本的事項」については80%以上正答の絶対評価、「一般問題」「臨床実地問題」については平均点と標準偏差を用いた相対評価となります。また、生命廃絶など倫理的に誤った解答をする合格者を避ける目的で、禁忌問題が設定されており、禁忌の解答を3問以上した場合は不合格となります。

【目安】学習期間6年間、費用350~5,000万円(※大学医学部の学費)こんな勉強

 国家試験は、大学医学部で勉強した専門教育の成果の確認でもあります。
 医学部のカリキュラムは、1・2年次の2年間は一般教養科目と専門基礎科目を、3年次からの4年間は専門科目のみを履修し、座学のほかに実習や臨床実習が多く盛り込まれているのが一般的です。
 1・2年次の専門基礎科目は、主に解剖学や生理学といった基礎医学の勉強になります。
 3・4年次の専門科目は、病理系の基礎医学や、臓器別の構造・機能・病態・診断・治療に関する総合的な知識修得になります。またこれと並行して、公衆衛生学についても勉強します。
 5・6年次になると、臨床実習が中心になります。グループに分かれて、全診療科目を1~2週間ずつローテーションでまわり、6年次には、将来進みたい診療科目の本格的な長期実習を行います。

参考書・問題集
  Amazon(本)

試験概要

◆主催団体
  厚生労働省
◆試験区分
●必修問題:一般問題/臨床実地問題
●医学総論:一般問題/臨床実地問題
●医学各論:一般問題/臨床実地問題
◆合格基準
●必修問題:80%以上の得点
●一般問題:医学総論・医学各論を合わせて概ね65%以上の得点
●臨床実地問題:医学総論・医学各論を合わせて概ね65%以上の得点
●禁忌肢の選択数:2問以下
◆合格率
90%前後


 
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