漢語水平考試(HSK)
中国政府が認定する中国語試験です。
職種・業界: | 国際関連(第二外国語)に関する資格 |
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資格の種類: | 民間資格 | |
試験方法 : | 筆記試験(記述・論述あり) | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | 試験日の1ヵ月前まで | |
試験実施日: | 3・6・9・12月の土曜または日曜日 | |
合格発表日: | 試験日の概ね2ヵ月後 | |
受験地 : | 北海道・東京・愛知・京都・阪神・広島・福岡・沖縄ほか | |
取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★★☆ 社会生活★☆☆ こんな資格
中国政府教育部公認の、世界共通の中国語試験です。
試験は、「聞き取り」「読解」「記述」に関する筆記試験が、初級レベルの1級から上級レベルの6級までの6段階のレベルごとに実施されます。このほかに、「会話」に関して、初級・中級・高級の3段階のレベルで行われる口頭試験(HSK口試)もあります。
HSKは、TOEIC®テストなどと同様にCEF(ヨーロッパ言語共通参照枠組み)という世界共通基準に準拠した試験で、他の言語と同じ基準で語学力を測ることができるため、多くの企業の採用・昇進や現地企業への出向、中国国内の大学への留学の際の評価基準になっています。
生活・学習・仕事などの場面での基本的なコミュニケーション能力の到達レベルは3級ですが、大学への本科留学であれば理工系は4級以上、文系は5級以上の成績証明が求められます。同じ中国語に関する資格としては中国語検定がありますが、国外で資格を生かすのであれば漢語水平考試(HSK)が有利です。
【専門性】知識★★☆ 技能★★☆ こんな試験
初級レベルの1級と2級は「聞き取り」と「読解」の2科目、3級以上になるとこれに「記述」を加えた3科目で実施されます。記述科目は語句の穴埋めや作文問題で、簡体字・繁体字のいずれでも回答できます。
各級ともスコアで成績評価されますが、3級以上になるとスコアのほかに合否判定も行われます。
口頭試験(HSK口試)は年に2回、3月と12月の筆記試験の後に行われます。
試験時間が重ならない1級と2級、3級と4級、5級と6級は併願受験も可能です。口頭試験の場合も初級と中級、中級と上級が併願できます。
【目安】費用1~30万円程度(※3級の場合)こんな勉強
初心者の場合は、NHKや放送大学の中国語講座、あるいは街中の語学スクールに通うなどして、入門レベルから始めるのが一般的なスタイルになります。
HSK日本実施委員会では、公式テキストや過去問集を出しているほか、各級に準拠したカリキュラムのある語学スクールをHSK認定校として推薦しています。
参考書・問題集
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通信講座
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試験概要
◆主催団体
HSK日本実施委員会
◆試験科目
聞き取り/読解/作文
※作文は3級以上
◆合格基準
60%以上の得点
※1・2級は合否判定はなくスコア評価のみ
◆合格率
非公開