葬祭ディレクター

葬祭サービスの知識・技能を認定する資格です。

職種・業界:

葬祭

資格の種類:
試験方法 : ,
受験資格 :
受験申込日: 4月上旬~5月上旬
試験実施日: 9月中旬の友引
合格発表日: 11月頃
受験地  : 札幌・仙台・さいたま・東京・横浜・名古屋・京都・福岡
取得方法 : 試験合格
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆  こんな資格

 葬儀は人の生涯の最後の節目となる大切な式典ですが、その運営に当たってはさまざまな専門知識や技能が求められます。葬祭ディレクターは、葬祭業界に従事する人の知識や技能を審査・認定する民間資格ですが、同時にこの審査制度は、厚生労働大臣が認定する技能審査としての評価も受けています。
 葬祭ディレクターの資格には、2級と1級の2つの試験級があります。2級は個人葬が対象、1級はすべての葬儀が対象となります。
 受験をするには、2級の場合は2年以上の実務経験、1級の場合は5年以上の実務経験もしくは2級合格後2年以上の実務経験が必要になります。なお、所定の専門学校において葬祭教育のカリキュラムを修了している場合は、その期間も実務経験に算入されます。

【専門性】知識★☆☆ 技能★☆☆ こんな試験

 2級・1級とも、試験科目は同じで、学科試験と実技試験から成ります。
 学科試験は、正誤判定・多肢選択のマークシート試験で、葬儀の相談から、受注、式場設営、式典運営、アフターフォローにいたるまでのしごとに関する知識が問われます。
 実技試験は、幕張・接遇・司会のそれぞれに関する作業試験と、マークシート形式による筆記試験が行われます。作業試験は、幕張の場合であれば、課題に従って焼香机を白布で「ひだ」を作りながら幕張するような試験内容になります。
 学科・実技それぞれに合格基準が設けられていて、どちらか一方のみ合格の場合は、合格した方の試験は3年度(3回)以内に限って受験免除となります。なお、1級試験では、実技試験全体での合格基準のほかに、幕張・接遇・司会および筆記試験それぞれについても合格基準が設けられています。

【目安】費用5万円(※2級の場合)こんな勉強

 葬儀は、故人の宗教や信条によって仏式・神式・キリスト教式・無宗教式などに分かれ、式場の設営方法や式典の運営方法も異なります。こうした宗教の違いや、遺族心理、死亡届などの行政手続、遺体安置に関する公衆衛生面、個人情報の扱いなどの法律知識も勉強の範囲になります。
 勉強方法は、葬祭ディレクター技能審査協会から出されている参考書や問題集を使っての自学自習になりますが、協会主催による受験者説明会も用意されています。
 とくに実技試験は受験料が高額で負担も大きいため、まず、日々のしごとの中で技能を磨く努力が大切になります。

試験概要

◆主催団体
  葬祭ディレクター技能審査協会
◆試験科目
●学科試験
●実技試験:幕張/接遇/司会/筆記
※2級・1級とも試験科目は同じ。
◆合格基準
●学科試験:70%以上の得点
●実技試験:幕張・接遇・司会・筆記それぞれ30%以上、かつ全体で70%以上の得点
◆合格率
2級:60~75%、1級:50~65%


 
    ステップアップするなら
 
    他の資格と比較するなら
葬祭ディレクター
    ステージを広げるなら
 
    基礎から学ぶなら