応用情報技術者
IT戦略・技術に関する応用的な能力を証明する国家資格です。
職種・業界: | IT関連(国家資格)に関する資格 |
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資格の種類: | 国家資格(認定資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(記述・論述あり) | |
受験資格 : | 原則、だれでも受験可能 | |
受験申込日: | [春期試験]:1月中旬~2月下旬 [秋期試験]:7月中旬~8月下旬 |
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試験実施日: | [春期試験]:4月中旬の日曜日 [秋期試験]:10月中旬の日曜日 |
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合格発表日: | [春期試験]:5月中旬 [秋期試験]:11月中旬 |
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受験地 : | 全都道府県 | |
取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★★☆ 独立開業★☆☆ こんな資格
経済産業省が行う情報処理技術者試験の一つで、スキルレベル1~4のうちレベル3に相当します。ちなみにレベル1は入門レベルのITパスポート試験、レベル2は基本情報技術者試験で、レベル4は各専門分野の高度情報処理技術者試験になります。
応用情報技術者試験は、情報システムの戦略立案から、ITソリューションや製品・サービスのシステム設計・開発・運用・管理技術など、IT分野の総合的な業務能力をはかる試験として位置づけられています。
システム開発会社はもとより、一般企業の情報システム部門においても高く評価されており、さらに各専門分野の高度情報処理技術者やフリーランスへのステップアップも可能にする資格です。
【専門性】知識★★☆ こんな試験
試験は午前問題と午後問題に分かれおり、午前・午後どちらも一定基準を満たさなければ合格できません。
午前問題は4肢択一式マークシート問題で、テクノロジ系50問、マネジメント系10問、ストラテジ系20問の全80問で構成されます。
午後問題は各専門領域の事例問題で、穴埋め語群選択や30字程度の記述式問題が出題されます。問題数は12問で、問1は
「経営戦略」「情報戦略」「戦略立案・コンサルティングの技法」のいずれかの問題、問2は「プログラミング」の問題で問1・問2の2問中1問を選択解答します。問3~問12は各専門分野の問題で、10問中5問を選択解答します。
なお試験合格者は、スキルレベル4の高度情報処理技術者試験の午前Ⅰの共通試験が免除になるほか、中小企業診断士の1次試験など、他の国家資格や任用試験の一部免除も受けられます。
【目安】費用5~10万円こんな勉強
合格率は基本情報技術者試験とそれほど違いませんが、これは基本情報の合格者やSE・プログラマが受験者の大半を占めているためですので、初学者がいきなり応用情報技術者試験からチャレンジするには多少ムリがあります。
午前問題は、基本情報と同様に広範な学習範囲ですが、なかでもテクノロジ系の出題数が多いため、理数系や情報系の素養や、システム開発の実務経験があると有利です。
一方、午後問題は選択解答制ですので、アルゴリズムなどのとりわけ難解な問題が多い「プログラム」を選択しないこともできます。SEやプログラマといったIT専門職以外の職種であっても、分野を絞り込んで勉強すれば、試験合格は可能です。
参考書・問題集
Amazon(本)
Amazon(PCソフト)
通信講座
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スクール
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試験概要
◆主催団体
独立行政法人 情報処理推進機構(経産省)
◆試験科目
●午前問題
(1)テクノロジ系(基礎理論・コンピュータシステム・技術要素・開発技術)
(2)マネジメント系(プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント)
(3)ストラテジ系(システム戦略・経営戦略・企業と法務)
●午後問題
経営戦略/情報戦略/戦略立案・コンサルティングの技法/システムアーキテクチャ/ITサービスマネジメント/プロジェクトマネジメント/ネットワーク/データベース/組込みシステム開発/情報システム開発/プログラミング/情報セキュリティ/システム監査
◆合格基準
午前問題・午後問題とも60%以上の得点
◆合格率
20~25%
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応用情報技術者 |
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