あん摩マッサージ指圧師
あん摩・マッサージ・指圧の国家資格です。
職種・業界: | 医療(事務・東洋医学)に関する資格 |
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資格の種類: | 国家資格(業務独占資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(マークシートのみ) | |
受験資格 : | 学歴要件あり | |
受験申込日: | 12月上~下旬 | |
試験実施日: | 2月下旬の土曜日 | |
合格発表日: | 3月下旬 | |
受験地 : | 宮城・東京・愛知・大阪・香川・鹿児島 ※視覚障害者は、山形を除く各都道府県。 |
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取得方法 : | 試験合格 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★☆☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★☆☆こんな資格
あん摩マッサージ指圧師とは、「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」によって医業が認められている、独立開業をめざせる国家資格です。
あん摩は中国、マッサージはヨーロッパ、指圧は日本が起源の治療法とされており、器具を使わずに手技で肩こり・腰痛・神経痛・関節痛などの症状の改善をはかります。医師のように病気の診断を行うことはできませんが、一定の病気に関しては医師の同意書があれば治療費の保険請求も可能で、整体やカイロプラクティック、エステや癒し系の各種マッサージとは異なります。
あん摩マッサージ指圧師になるには、あん摩マッサージ指圧師の養成課程のある専門学校で3年以上の専門教育を受けたのち、国家試験に合格して免許を取得しなければなりません。専門学校の中には、はり師・きゅう師の養成課程を併修する所もあり、3つの国家試験に合格して三療師(鍼灸マッサージ師)をめざす方も大勢います。
あん摩マッサージ指圧師のおもな職場はマッサージ治療院などの施術所ですが、整形外科のある病院・クリニックや介護保険施設でリハビリを担当したり、スポーツトレーナーとして活躍するケースもあります。独立開業する場合は、施術の幅を広げるために、鍼灸の免許や、医師の同意書なしに保険請求が認められる柔道整復師の免許を併せ持つ場合もあります。
なお、あん摩マッサージ指圧師として5年以上のキャリアを積めば、介護支援専門員(ケアマネジャー)の受験資格も得られます。
【専門性】知識★☆☆ こんな試験
試験は午前と午後の2部構成で行われ、午前・午後とも一般的な知識を試す問題が出題されます。
出題範囲は、解剖学・生理学などの西洋医学と、経絡経穴概論・あん摩マッサージ指圧理論などの東洋医学ですが、出題・解答形式は4肢択一のマークシート方式になります。
同時にきゅう師・はり師の国家試験を受ける場合は、あん摩マッサージ指圧理論以外の共通科目について免除を受けることができます。
合格率は85%前後ですから、あん摩マッサージ指圧師の学校での成果を確認する試験、という位置づけになります。
【目安】学習期間3年間、費用400~500万円程度(※専門学校の場合)こんな勉強
あん摩マッサージ指圧師の養成課程のカリキュラムは、基礎分野、専門基礎分野、専門分野の3つに大きく分かれます。
基礎分野では心理学・社会福祉学・生物学・栄養学などの科目を、専門基礎分野では解剖学・生理学・病理学・臨床医学・リハビリテーション医学などの科目を学びます。
専門分野では、東洋医学や経絡経穴などの理論とともに、あん摩マッサージ指圧の実技を学びます。実技では、実際に疾患を持った患者さんに対する臨床実習も行います。
あん摩マッサージ指圧師の養成課程に加えて、はり師・きゅう師の養成課程も並行して履修する3年制の学校もあります。また臨床研修の場として、治療院を併設している学校もあります。
入学するためには入学試験に合格しなければなりません。専門学校の入試の場合、高卒者の一般入試では国語・英語・生物といった教養科目の試験が行われますが、社会人入試枠では書類選考・面接・論文のみの場合が多く、入学時期は概ね年1回4月になります。
参考書・問題集
Amazon(本)
スクール
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試験概要
◆主催団体
厚生労働省
※試験実施機関は、公益財団法人 東洋療法研修試験財団
◆試験科目
医療概論(医学史を除く)/衛生学・公衆衛生学/関係法規/解剖学/生理学/病理学概論/臨床医学総論/臨床医学各論/リハビリテーション医学/東洋医学概論・経絡経穴概論/あん摩マッサージ指圧理論/東洋医学臨床論
◆合格基準
全体で60%以上の得点
◆合格率
85%前後