アマチュア無線技士

趣味で無線を楽しむための国家資格です。

職種・業界:

アマチュア無線

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 試験月の2ヵ月前の20日頃まで
試験実施日: [4・3アマ]:毎月
(※都道府県により異なる)
[2・1アマ]:4・8・12月
合格発表日: 試験日当日~約半月後
受験地  : 全国23都道府県
※2・1アマは、札幌・仙台・東京・長野・金沢・名古屋・大阪・広島・松山・熊本・那覇
取得方法 : 試験合格後に免許申請
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社会生活★☆☆  こんな資格

 無線設備を操作するには、電波法に基づく無線従事者の免許が必要になります。免許は、無線の範囲に応じて、「総合」「海上」「航空」「陸上」の各業務分野と「アマチュア」の5つに分かれます。
 アマチュア無線技士は、営利業務ではなく趣味や学究的な興味で行う、いわゆる「ハム」と呼ばれる無線通信免許です。第四級(4アマ)から第一級(1アマ)まで、周波数や電波の強さが異なる4つの免許区分があり、入門レベルの4アマではモールス通信はできません。
 免許を取るには、国家試験に合格して免許申請を行う必要がありますが、4アマ・3アマについては所定の養成課程を修了することにより免許を取得することもできます。
 なお、趣味で操作するレース用ドローンには4アマの免許が必要ですが、業務で操作するカメラ付ドローンの場合には陸上特殊無線技士の第三級以上の免許が必要になります。

【専門性】知識★☆☆  こんな試験

 4アマ・3アマは、都道府県によって試験日程が異なり、毎月実施される所もあれば年に1回だけ実施される所もあります。また東京本部の試験会場では、8月を除く毎月第3日曜日に、当日受付当日受験の試験も行っており、その日のうちに免許を取得できます。
 2アマ・1アマは、年3回の統一試験日に実施されます。
 各試験級とも、「無線工学」と「法規」に関する多肢選択式の筆記試験のみで、実技試験は行われません。

【目安】費用1~3万円程度(※4アマの場合)こんな勉強

 無線工学は、電気・電子に関する理工系の内容で、公式や回路図、ワット数計算などの勉強になります。
 法規は、電波法の規程や運用規則などに関する暗記中心の勉強です。
 市販のテキスト・問題集で自学自習することもできますが、初めてチャレンジするのであれば、4アマの養成課程を修了するのが確実で、講習会は土日の2日間などで開催され、修了試験に合格すれば免許が取得できます。
 4アマの勉強からスタートして、ハムの特技を磨きながら、陸上無線や海上無線へとステージを広げることもできます。

参考書・問題集
  Amazon(本)

試験概要

◆主催団体
  公益財団法人 日本無線協会
◆試験科目
無線工学/法規
◆合格基準
●4アマ:2科目とも67%(40/60点)以上の得点
●3アマ:無線工学は65%(45/70点)以上、法規は69%(55/80点)以上の得点
●2アマ:無線工学は70%(87/125点)以上、法規は70%(105/150点)以上の得点
●1アマ:2科目とも70%(105/150点)以上の得点
◆合格率
4・3アマ:70~80%、2・1アマ:40~50%程度


 
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