保育士

幼児保育の能力を証明する国家資格です。

職種・業界:

保育士

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 :
受験申込日: 4月上旬~5月中旬
試験実施日: [筆記試験]:8月上旬の土・日曜日(2日間)
[実技試験]:10月中旬の日曜日
合格発表日: [筆記試験]:9月中旬
[実技試験]:11月下旬
受験地  : 全都道府県
取得方法 : 試験合格後に登録
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★★☆ 独立開業★☆☆ 社会生活★☆☆こんな資格

 保育士になるには、保育系の大学・短大・専門学校に入学するのが一般的ですが、たとえば途中からキャリアチェンジをして保育士をめざす方は、保育士の国家試験に合格して資格を得ることもできます。
 受験資格は、概ね短大・専門学校卒業以上の学歴が要件とされていて、試験合格後、都道府県に保育士登録を行えば、保育士証が交付されます。
 保育士の職場には、公立の保育園、民間の託児所、乳児院などの児童福祉施設などがありますが、一部の認可外保育施設を除けば、どの職場も保育士を置くことが法令で義務づけられていますので、保育士資格は幼児保育の仕事をするうえで必須資格と言えます。
 また、保育施設は保育士、幼稚園は幼稚園教諭の資格がなければ勤められませんが、幼保一体化の要請もあり、幼稚園教諭には保育士試験の科目免除が、保育士には幼稚園教諭資格認定試験の受験資格が与えられています。

【専門性】知識★☆☆ 技能★☆☆ こんな試験

 筆記試験は各科目必須、実技試験は3分野のうち2分野選択で実施されます。筆記試験は科目合格が認められていて、合格した科目は翌年・翌々年の2年間は免除されます。こうして全科目の合格が揃うと筆記試験合格となり、その年の実技試験の受験資格が与えられます。
 平成25年度試験より試験科目の改正が行われ、筆記試験は全科目を2日間に分けてマークシート方式で行われます。実技試験は楽器の弾き歌い・絵画制作・童話の口演などの課題に対する実技考査が行われます。
 なお幼稚園教諭免許取得者は、筆記試験の「保育の心理学」「教育原理」の2科目と、実技試験が免除されます。

【目安】費用5~30万円こんな勉強

 筆記試験では、それほど難しい問題は出ませんが、やはり勉強をしていなければ解けない専門分野の問題が出題されます。科目数も多いため、1回の試験で全科目合格をめざすのではなく、たとえば2年をかけて科目合格を積み上げるような、ムリのない学習計画が必要になります。
 受験生の定番テキストとして、全国社会福祉協議会の保育士養成講座テキストがありますが、表現がやや難しいので、それ以外の市販の参考書や問題集、あるいは通信講座などで学習する方法もあります。
 実技試験は、得意な2分野を選択しますので、ピアノ・ギター・アコーディオンの楽器演奏やデッサンなど得意分野が2つあれば、1次試験合格後に準備を始めても遅くはありません。逆に得意分野が足りない場合は、1次試験の対策と並行して、音楽教室に通うなどして、ある程度の準備を進めておく必要があります。

参考書・問題集
  Amazon(本)
通信講座
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スクール
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試験概要

◆主催団体
  一般社団法人 全国保育士養成協議会
◆試験科目
●筆記試験
(1)社会福祉(社会福祉)
(2)児童家庭福祉(児童福祉)
(3)保育の心理学(発達心理学及び精神保健)
(4)子どもの保健(発達心理学及び精神保健、小児保健の2科目)
(5)子どもの食と栄養(小児栄養)
(6)保育原理(保育原理)
(7)教育原理及び社会的養護(教育原理及び社会的養護)
(8)保育実習理論(保育実習理論)
●実技試験((1)~(3)より2分野を選択)
(1)音楽表現に関する技術(音楽)
(2)造形表現に関する技術(絵画制作)
(3)言語表現に関する技術(言語)
※( )は平成24年度までの旧試験制度での対照科目・分野名
◆合格基準
●筆記試験:各科目とも60%以上の得点
●実技試験:各分野とも60%以上の得点
◆合格率
10~15%


 
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