ビオトープ管理士

生態系保全の専門知識を認定する資格です。

職種・業界:

ビオトープ

資格の種類:
試験方法 : ,
受験資格 :
受験申込日: 6月上旬~8月上旬
試験実施日: [筆記]:9月下旬の日曜日
[口述]:12月上旬の土曜日
合格発表日: 12月下旬
受験地  : 札幌・(盛岡)・仙台・新潟・東京・長野・(金沢)・名古屋・大阪・(広島)・(徳島)・福岡・鹿児島
※( )は2級のみ
取得方法 : 試験合格後に住民票提出
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★☆☆ 社会生活★☆☆ こんな資格

 都市計画などの地域開発の際に、その地域の生態系や歴史・文化に配慮しながら計画立案・設計施工を進めていくための、環境保護関連の専門資格です。
 業務分野に応じて、「ビオトープ計画管理士」と「ビオトープ施工管理士」の2つがあり、試験はそれぞれ、技術者レベルの2級と、責任者レベルの1級の2つの試験級で行われます。2級は基礎レベルのため誰でも受験できますが、1級は、大卒者や2級有資格者であれば7年以上、技術士や1級の土木施工管理技士造園施工管理技士であれば4年以上など、学歴や保有資格に応じた実務経験年数が必要になります。
 環境省・国土交通省や地方自治体の入札審査の際に、技術者の要件とされるケースも増えていますので、応札する建設関連の企業や、環境アセスメント会社ではアピールできる資格です。また、自然環境保護の視点や知識は、ライフスタイルにも生かせます。

【専門性】知識★★☆  こんな試験

 2級は筆記試験のみで、1級は筆記試験合格後に別日程で口述試験が行われます。
 筆記試験は、共通科目・専門科目・小論文のほか、1級では記述問題も加わります。
 共通科目・専門科目は5肢択一のマークシート問題で、小論文は、いくつかのテーマから1つを選択し、2級は400字、1級は1,200字以内で解答します。
 記述問題は、ビオトープ事業の実践的な問題が4問出題され、なかにはフリーハンドで作図を求めるようなものもあります。
 1級の口述試験は、ビオトープ管理士としての適性をはかる口頭試問です。なお、口述試験に不合格の場合は、翌年度に限り、筆記試験の免除が受けられます。

【目安】費用1~5万円程度(※2級の場合)こんな勉強

 公式テキストや市販の参考書で勉強できます。また、協会のエコネット会員になれば過去問題をWebページで閲覧できます。
 机上の勉強だけではなく、実際にフィールドに出て、植物や動物、自然公園の管理方法などを見て確認する勉強も効果的です。
 東京・名古屋・大阪では、協会主催の2級対策講座やセミナーも行われていますので、生物学や生態学を初めて勉強する方にはお薦めです。
 なお既学者のうち、協会認定の「一部免除認定校」の学生や卒業生は、2級の択一科目の一部が免除になる特典があります。

参考書・問題集
  Amazon(本)

試験概要

◆主催団体
  公益財団法人 日本生態系協会
◆試験科目
●筆記:共通科目(生態学、ビオトープ論、環境関連法)/専門科目(計画部門または施工部門)/記述問題/小論文
●口述:試験官との質疑応答
※筆記の記述問題と口述は1級試験のみ
◆合格基準
●筆記
共通科目・専門科目:各科目とも60%以上の得点
小論文:可・不可のうち可の評価
記述問題(1級):全4問とも、A~DのうちAまたはBの評価
●口述:質問に対して適切、的確に応えられること
◆合格率
2級:50%、1級:20%程度


 
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