介護福祉士

高齢者介護に関する国家資格です。

職種・業界:

介護福祉士

資格の種類:
試験方法 :
受験資格 : ,
受験申込日: 8月上旬~9月上旬
試験実施日: [筆記試験]:1月下旬の日曜日
[実技試験]:3月上旬の日曜日
合格発表日: 3月下旬
受験地  : 全国約30都道府県
※実技試験は12都道府県
取得方法 : 試験合格後に登録
有効期限 : 生涯有効

【メリット】社内評価★★☆ 社会生活★☆☆ こんな資格

 介護福祉士は、日常生活が不自由な高齢者や障害者の入浴・食事・排泄などのお世話をするとともに、その家族などの介護者に対する指導も行いながら、高齢者や障害者の身体的・精神的自立を手助けする福祉の専門職です。社会福祉士精神保健福祉士と並ぶ国家資格三福祉士の一つとされています。
 介護福祉士になるには、次の2つの方法があります。(1)介護職として3年以上の実務経験を積み国家試験を受験合格する。(2)介護福祉士の養成施設(専門学校・短大・大学)を卒業する。またこのほかに、福祉系高校を卒業して国家試験を受験合格する方法もあります。なお、平成27年度試験からは制度変更が予定されており、(1)は6ヵ月以上の実務者研修修了が国家試験の受験要件として加わり、(2)は国家試験の受験合格が必要になります。
 介護福祉士の職場は、高齢者が入所する介護保健施設や有料老人ホーム・ケアハウス・グループホームなどの施設、高齢者が通所するデイサービスセンター、高齢者の自宅を訪問する訪問介護サービスステーションなど多様で、求人も豊富です。
 介護職の報酬は一般的に低めですが、介護福祉士として5年以上のキャリアを積めば介護支援専門員(ケアマネジャー)の受験資格も得られ、独立開業も可能になります。

【専門性】知識★☆☆ 技能★☆☆ こんな試験

 筆記試験と実技試験が行われますが、実技試験は筆記試験合格者のみが対象になります。
 筆記試験では、10の科目群に関して5肢択一のマークシート問題が出題されます。総合得点では概ね60%以上が合格基準になりますが、10の科目群のうち1つでも0点の科目があれば不合格となり、実技試験には進めません。
 実技試験では、要介護者の安全・安楽の確保やコミュニケーションの取り方など、基本的な介護技術に関する5分程度の技能考査が行われます。合格基準は概ね60%以上の得点ですが、受験者の9割方は合格となります。

【目安】費用2~5万円(※実務経験者の場合)こんな勉強

 勉強内容は、専門性の高い内容ではなく、社会生活で求められる常識的な内容も多いため、市販の参考書や問題集を使って独学で習得することも可能な内容です。
 また介護職として日頃の実務経験があれば、実技試験も決して難しい内容ではありません。
 介護のエキスパートになるために、これを機に体系的な知識や正確な技術を身につけたいのであれば、スクールや通信講座でしっかりと勉強しなおしてみることもムダではありません。
 なお、専門学校に通って資格を取得する場合は、2年制の場合で150~200万円程度の学費が必要になります。

参考書・問題集
  Amazon(本) Amazon(PCソフト)
通信講座
  [BrushUP学び]で探す(介護福祉士の通信講座)
  ケイコとマナブ.netで探す(介護福祉士の通信講座)
スクール
  [BrushUP学び]で探す(介護福祉士のスクール)
  ケイコとマナブ.netで探す(介護福祉士のスクール)
 

試験概要

◆主催団体
  公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
◆試験科目
●筆記試験
(1)人間の尊厳と自立、介護の基本/(2)人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術/(3)社会の理解/(4)生活支援技術/(5)介護過程/(6)発達と老化の理解/(7)認知症の理解/(8)障害の理解/(9)こころとからだのしくみ/(10)総合問題
●実技試験
介護等に関する専門技能
◆合格基準
●筆記試験:全科目に得点があり、かつ全体で概ね60%以上の得点
●実技試験:概ね60%程度の得点
◆合格率
50~60%


 
    ステップアップするなら
 
    他の資格と比較するなら
介護福祉士
    ステージを広げるなら
 
    基礎から学ぶなら