労働安全コンサルタント
工場や建設現場の労働安全に関するコンサルタント資格です。
職種・業界: | 人事・労務に関する資格 |
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資格の種類: | 国家資格(名称独占資格) | |
試験方法 : | 筆記試験(記述・論述あり) , 面接・口述試験あり | |
受験資格 : | 学歴要件あり , 実務要件あり | |
受験申込日: | 7月中旬~8月中旬 | |
試験実施日: | [筆記試験]:10月中旬の平日 [口述試験]:1月中~下旬 |
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合格発表日: | 3月下旬 | |
受験地 : | 北海道・宮城・東京・愛知・兵庫・広島・福岡 ※口述試験は、東京・大阪 |
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取得方法 : | 試験合格後に登録 | |
有効期限 : | 生涯有効 |
【メリット】社内評価★★☆ 独立開業★☆☆ こんな資格
機械・電気・化学・土木・建築などの工場や作業現場において、墜落や爆発・感電などの労働災害がおこらないように、建築物や設備などの安全診断や改善などを行う、労働安全に関する技術分野のエキスパート資格です。
労働安全コンサルタントを名乗るには、国家試験に合格して、安全衛生技術試験協会に名簿登録をしなければなりません。そして国家試験を受験するには、理系大卒者の場合で5年以上、理系高卒者の場合で10年以上といったように、学歴に応じて所定の実務経験が必要になります。そのほかに、技術士・電気主任技術者(一種)・建築士(1級)・建築施工管理技士(1級)・土木施工管理技士(1級)といった関連国家資格の合格者や、安全管理者として10年以上の職務経験がある者などにも受験資格があります。
労働安全コンサルタントは、企業内においてもその専門性は高く評価されていますが、安全診断や改善などの経験を積んで、やがては独立してコンサルティング事務所を開業することも可能です。その場合、業務領域を広げるために、労働衛生コンサルタントや技術士・中小企業診断士・社会保険労務士などの関連資格を併せ持つケースも多いようです。
【専門性】知識★★☆ こんな試験
試験は、筆記試験と口述試験から成ります。
筆記試験は、「産業安全一般」「産業安全関係法令」の必修2科目と、機械安全・電気安全・化学安全・土木安全・建築安全の各専門分野から1つを選択する選択科目の計3科目で行われます。必修2科目は5肢択一式、選択科目は記述式の問題が出題されます。
筆記試験に合格すると、次に口述試験に進みます。口述試験では、はじめに労働安全コンサルタントの社会的使命や労働災害防止活動に関する質問表に回答し、回答内容を踏まえて、3人の試験官による口頭試問が行われます。
なお、筆記試験については科目免除の制度があり、技術士・電気主任技術者(一種)・建築施工管理技士(1級)・土木施工管理技士(1級)の合格者は、それぞれ関連する業種の選択科目が免除されます。
【目安】費用3~6万円こんな勉強
筆記試験のうち、「産業安全一般」「産業安全関係法令」の必修2科目については、参考になる教科書や過去問題集が市販されているほか、日本労働安全衛生コンサルタント会が主催する講習会などもありますので、的を射た受験勉強が可能です。
選択科目については、試験対策に特化した教科書や講習会がほとんどありませんので、過去問題集が頼みになります。試験は4問中2問の選択解答ですから、過去の出題傾向をもとに、勉強範囲をある程度絞り込む方が効率的です。
参考書・問題集
Amazon(本)
試験概要
◆主催団体
公益財団法人 安全衛生技術試験協会
●筆記試験
産業安全一般/産業安全関係法令/機械安全・電気安全・化学安全・土木安全・建築安全(※いずれか1科目を選択)
●口述試験
◆合格基準
●筆記試験:各科目とも40%以上、かつ全体で60%以上の得点
●口述試験:4段階評価の上位2ランク
◆合格率
20~30%程度
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